気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Curtis Campion氏開発、PC/Mac向けに3月23日リリースされたLGBTアドベンチャー『Newfound Courage』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、LGBTをテーマとしたストーリー主導のアドベンチャー。奇妙な街Silverpineに着いた青年Alexは、街の謎を解きながら様々な人々と出会い、街の青年Jakeと親密な仲になっていきます。クリアまでは3時間ほどを想定。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Newfound Courage』は1,010円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。
Curtis Campion氏(以下Campion氏)Curtis Campionです。オーストラリア・クイーンズランド州出身の26歳です。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Campion氏本作の開発はほぼ一年前に始まりました。プログラミングの勉強をし、これならゲームを作れると確信してから、開発を開始しました。私にはずっと描きたい物語があり、これをゲームという媒体を通して描くというのが、私にとっては自然なことでした。
――本作の特徴を教えてください。
Campion氏本作はその美しいアートやサウンドトラック、そして感情的なストーリーテリングや生き生きとしたキャラクターたちが高く評価されています。しかし、多くの人にとって本作でもっとも大きな特徴は、LGBTに関するストーリーと主人公Alexでしょう。Alexは多くの謎を解き、道中で出会う様々なキャラクターたちの手助けをしていきます。そして彼は、若者Jakeへの自分の感情を理解し、受け入れるようになっていくのです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?
Campion氏本作は、『To the Moon』『Firewatch』といったゲーム、「Love, サイモン 17歳の告白」「君の名前で僕を呼んで」といった映画、ガース・二クスの「古王国記」といった本から影響を受けています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Campion氏現在、日本語対応の予定はありませんが、いつか実現したいです。機会があれば、やりたいですね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Campion氏私は日本と日本のゲームが大好きです!皆さん自身のLGBT+の権利のため、戦い続けてください!世界は皆さんと共にあります!「テラスハウス」をありがとうございます!
――ありがとうございました。


※UPDATE(2019/4/2 0:20):本記事でいただいたコメントに対し、Campion氏から回答をいただきました。「私はもちろん同性愛者です。オーストラリアのメディアに対しては、5年前に明らかにしました。本作における恋愛描写は、私自身による経験から大きく影響を受けています」
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください