気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、EightyEight Games開発、PC/iOS/Android向けに4月4日リリースされたパズルアドベンチャー『Photographs』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、美しいピクセルアートと感傷的な音楽と共にストーリーが語られていくパズルアドベンチャー。ゲームは5つの短編で構成されており、ストーリーごとに違うシステムのパズルに挑戦。プレイヤーはナレーションで語られるストーリーを聞きながら、進行に併せてパズルを解き、ゲームを進めていくことになります。日本語にも対応しています。
『Photographs』は1,220円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Luca Redwood氏(以下Redwood氏)Luca Redwoodです。8年間ゲーム開発に携わってきました。誰でも楽しめるものの、奥深さや複雑さも持っているゲームの開発を心がけています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Redwood氏本作の開発には長い時間がかかりました。1年で完成させようと思っていたのですが、3年はかかっています。本作は5つのショートストーリーで構成されており、それぞれが独自のゲームのようになっていますので、結果的に5つのゲームを作ったような感じです!
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――本作の特徴を教えてください。
Redwood氏本作はパズルゲームを模したストーリー主導のゲームです。何をすれば良いのか迷うことはありませんので、プレイするのは簡単です。パズルを解き、ストーリーのかけらを手に入れ、その2つを繰り返します。本作でも特徴的なのは、暗い悲壮感漂うストーリーでありながらも、それに気づくことなく没入できる点でしょう。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Redwood氏何か一つのものから影響を受けたということはありませんが、一番参考にしたのは、古代ギリシャの悲話です。彼らはすごくよく考え、「良い悲話」を作り出しました。行き着いた答えの一つは、「選択」を与えるということです。ただ悪いことが起きただけではただ「運が悪かった」ですが、キャラクターが難しい選択に直面すると、見ている人もその困難さを感じ、共感し、より良い悲話になります。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Redwood氏私の他の作品である『10,000,000』と『ユー・マスト・ビルド・ア・ボート』はどちらも日本で人気がありますので、まずは皆さんに感謝を伝えさせてください。本作はかなり毛色の異なる作品ですが、ぜひお試しいただけると嬉しいです!
――ありがとうございました。
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