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デベロッパー4A Gamesは、PC/PS4/Xbox One向けシネマティック・サバイバルシューター『メトロ エクソダス(Metro Exodus)』の「拡張パス」ロードマップを発表しました。
「拡張パス」(Epic Gamesストア/Steam/PS Store/MS Store)ではストーリー中心のDLCが2つ用意され、新規追加のキャラクター“フレイブニコフ大佐”を主人公とした「2人の大佐」が2019年夏、スパルタン・レンジャーに所属する唯一のアメリカ人“サム”を主人公とした「サムの物語」が2020年初頭に配信予定です。
本編主人公アルチョムとは異なる視点で描かれる世界は一体どのようなものとなるのでしょうか。新たな武器として火炎放射器も追加されるとのことなので、また違った体験が楽しめるかもしれません。各DLCの概要は下記でご覧下さい(本編ネタバレを含みます)。
「2人の大佐」
死の街となったノボシビルスクの地表のすぐ下をKhlebnikov大佐は我が家で待つ息子Kirillのもとを目指す。大晦日を共に過ごすために。
だがここに住む人々にとっては何もかもが思い通りにはいかない:スライムはトンネルを浸食し続け、今にもミュータントの攻撃が始まろうとしている。人々を放射能から守る貴重な「緑のもの」も残り少なくなっている。人々の命を預かる者たちにとっては大胆な手段に訴えるときが来たのかもしれない…
Khlebnikov大佐は死の直前の数日間、ノボシビルスクに滞在し、1年後、Miller大佐がそのことを思い起こす。この新たなチャプターにおいてプレイヤーは、Khlebnikov大佐の旅と体験をたどりながら、『メトロ』シリーズの特徴であるストーリー中心のゲームプレイを楽しむことができる。新たに火炎放射器が導入され、閉所恐怖症を引き起こすような状況のもとで『メトロ』ではすっかりおなじみのゾクゾクするような緊張感を味わうことになるだろう。
「サムの物語」
サムは爆弾が落とされる前にはアメリカ海兵隊員としてモスクワのアメリカ大使館に滞在していた。長い間ずっと故郷に帰る日を夢見、いつか家族に会えると信じていた。だが、地下鉄の暗いトンネルの中ではそんなことは叶うはずもないという絶望的な気分になっていた。だが、スパルタンが戦後モスクワ以外にも生き残った街があることを見つけたとき、希望を抱くことはそれほど馬鹿げてはいないように思えた。
サムはオーロラ号を去りアメリカに帰る道を探すことにする。ウラジオストクに着き、津波で破壊された港、廃墟となった工場、家々が倒壊した住宅地などを目の当たりにするサムは、故郷にたどり着くためには、サバイバルの経験を通じて学んだ知恵を総動員しなければならないことを悟る。周囲の状況は想像以上に過酷だったのだ。
プレイヤーはサンドボックススタイルの広大なウラジオストクの過酷な環境の中でサムがたどる道を切り開かなければならない。それは核戦争後の荒廃したロシアの大地を行く新たな旅である