id Softwareが手がける『DOOM』シリーズ。その最新作となるのが、北米にて2019年11月22日発売となる『DOOM Eternal』です。今回、E3 2019のBethesda Softworksブースにて、同作のハンズオンデモ(シングルプレイヤー)をプレイしてきました。
E3バージョンのデモでは、まずチュートリアルからプレイ。基本的には、頭を空っぽにして目の前のデーモンたちを薙ぎ払っていく作品ですが、新要素となるクライミングやダブルダッシュはもちろん、各武器の使い方まで懇切丁寧に教えてくれます。このチュートリアルを終えれば、誰もが「ドゥームスレイヤー」になれるのです。ちなみに、チュートリアルステージにはレトロ調のBGMが使われているので、往年のファンにとっては嬉しいところかもしれません。
チュートリアルを終えると、2018年の「Quake Con」でも少し披露された「Phobos」のステージをプレイすることになります。ドゥームスレイヤーにビビりまくるUAC職員と、職員の首にかけられたカードキーを無理やり使い、さらに舐めた口をきいた警備兵からライフルを奪い取るドゥームスレイヤー、という導入のカットシーンが良い感じですね。HUDも2018年のバージョンから大きく変わっており、特に武器ホイールがカテゴリ別(ショットガン、ライフル等)に色分けされるようになったので、とっさの武器選択がしやすくなっています。
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エレベーターから出ると、早速戦闘が始まります。いきなり激戦区です。襲いくるデーモン達を、撃って殴って千切って爆破して…という基本的かつ超気持ちいい部分は、前作とほぼ変わりありません。多種多様な殺り方でバラバラにされていくデーモン達を見ていると、心が晴れやかになっていきます。もちろん、グローリーキルも健在です!
そして、ダブルダッシュやスーパーショットガンに搭載された「Meat Hook」などの新要素は、この戦闘にスピード感を加えてくれます。ダッシュで華麗に攻撃を避け、鉛玉を叩き込む。フックで一気に近づきながらグローリーキルを決める。そんなスタイリッシュな戦い方もできるのです。
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また、ショルダーマウントキャノンに搭載された火炎放射器を使えば、デーモンからアーマーがドロップし、チェーンソーを使えば弾薬が、グローリーキルなら回復アイテムが…というように、倒し方によってドロップアイテムが変わります。前作からその傾向はありましたが、火炎放射器が追加されたことにより、各種リソースを意識したタクティカルなプレイもやりやすくなりました。前作とは違い、チェーンソーもワンボタンで使えるため、戦闘のスピードを落とすことがないのも嬉しいところです。
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タクティカルなプレイといえば、今作ではデーモンの武装をピンポイントで破壊できるようになりました。例えば、デーモンの両腕に装備された火炎放射器を破壊したり、「Arachnotron」という脳みそ丸出しクモ型デーモンのプラズマガンを破壊したり、といった感じです。破壊すれば当然弱体化するので、戦闘を有利に進めることができます。よく狙う必要はありますが、比較的脆いので破壊自体は容易。だからといって、本体が変に硬くなっているようなこともないので、ストレスなく新要素を体感することができました。
武器・肉体・ガジェットを駆使し激戦区を抜けると、UAC施設内部やデーモンたちが潜む地獄を探索していくことになります。隠された道・アイテムを探すのも『DOOM』の楽しみの一つですが、前述のダブルダッシュやクライミングにより、探索の幅は拡がっています。中には、ダブルジャンプからのダブルダッシュで壁にクライミングで貼り付き、そこから別の壁に飛び移るといったテクニカルな動きで道なき道を進むこともあります。なお、クライミング可能な壁は白くなっているため、判別はしやすくなっています。
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デーモンをなぎ払いながら探索を進め、地獄の深部で中型のデーモンを倒したところでデモは終了。30~40分という短いプレイでしたが、『DOOM』ならではの爽快感は十二分に感じられました。
前作の、最高に気持ちよかったプレイフィールを大きく変えることはなく、小粒ながら配慮の行き届いた新要素・改善点により「正統進化」を遂げた『DOOM Eternal』は、PC/PS4/XboxOne/ニンテンドースイッチ/Stadia向けタイトルとして、北米では2019年11月22日に発売が予定されています。
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