ロシアに本拠を置くデベロッパーBattlestate Gamesは、ハードコアタクティカルFPS『Escape from Tarkov』について、間もなく配信予定とされるバージョン0.12のパッチノートを公開しました。
『Escape from Tarkov』は、一般の「カジュアル」シュータージャンルとは一線を画す、FPSとRPG要素をフィーチャーしたストーリードリヴン型のハードコアMMO。弾薬一発毎の管理や、骨折・出血・痛みといったヘルスステータス、機関部を含む銃器のカスタムなどが特徴です。以下、パッチ0.12にて新たに追加される要素の抄訳となります。細かい不具合修正や改善点などはこちらのパッチノート全文(閲覧には要ログイン)から確認できます。
追加要素
- ゲームエンジンをUnityからUnity 2018.4に移行
- 三人称視点のアニメーションを調整・新規追加
新要素「Hideout」
- 様々なボーナス効果をもたらす建築や、様々なエリアのアップグレードが可能
- 異なるアイテムをクラフトできる機能を追加
- キャラクターの基礎ステータスを改良することが可能に(レイド外の治療効率、スキルレベル育成の加速など)
- スタッシュのサイズを大きくできるように(Edge of Darknessエディションを購入している場合、最初から最大サイズです)
新機能「レイド外の治療行為」
- キャラクターはレイド後もヘルスステータスを持ち越すように変更
- ヘルス、エナジー、乾きはレイド外で徐々に回復します
- レイド外では、食料や水、救急キットを使用することで即座にキャラクターのコンディションを回復できるように
- 死亡時はヘルス30%で復活、回復効率は「隠れ家」のアップグレード度合に依存します
新機能「武器プリセット」
- キャラクターの知っているパーツで、武器のプリセットを作ることが出来るようになります
- これにより、プリセットに欠けているパーツを見つけたり、購入することが容易になります
新マップ「RosReserve Military base(Rezerv)」
- 探索可能性や屋内エリアに関して言えば、史上最大のマップ
- 新しい脱出の仕組み
- 12.7mm固定重機関銃「Utes」
- 30mm固定オートグレネードランチャー「AGS-30」(PAG-17照準付)
- 新しいマップ要素「地雷原」「スナイパー」
- 固有のルートアイテム
- 特殊な戦略を持つScavボス「Glukhar」
新トレーダー「Jaeger」
- Jaegerはゲーム開始時にはロックされており、解除にはあるクエストを完了する必要があります。また、Jaeger自身もクエスト群を用意しています
- Jaegerは、膨大なユニークアイテム群を取り扱います
- 物品の売買価格差が最も小さいトレーダーに
新武器・新パーツ
- 12ゲージ・20ゲージショットガンカートリッジに新たな弾種を追加
- 複数種類の5.7x28mm弾を追加
- 新たな装備
- ブラックアウトした部位を「Surgical Kits」を使用して治療できるように
- 「T-7」サーマルイメージング装置
- 新しいbarterアイテム
- 新しい消費アイテムタイプ「アルコール」
- 骨折時のサウンドエフェクトを追加
- 新武器:AsH-12、FN P90、M9A3、FN Five-seveN、TX-15、MP5 Kurz
- 既存のトレーダーにクエストを新規追加。過去のクエストの改修も実施
バグとの格闘中であるというパッチ0.12ですが、これまでパッチ配信日を決めるたびに重大なバグに見舞われてきた経緯から、縁起が悪いとして配信日については明言されていません。なお本記事執筆時点で、パッチ配信直前イベントの第4弾が開催中です。