Frontier Developmentsは、宇宙船フライトシムMMO『Elite Dangerous』新大型アップデートのベータ版配信予定を発表しました。
2度に分けての配信が行われるベータ版は、まずPC版に対して同年4月7日に、次いでXbox OneとPlayStation 4も加え、同年5月頃に2回目が配信される予定です。また、これに際して、日本時間4月3日午前3時からYouTubeにて詳細発表のストリーミング配信が行われる予定です。
同アップデートの目玉となるのは「フリートキャリア」の導入。もともとプレイヤー達は自身の操る宇宙船で銀河を駆け巡り、星々を訪れてはミッションのためにステーションへ着艦していました。導入される「フリートキャリア」は、各種艦船の着艦が可能な、いわゆる空母であり、同作に更なるゲーム性を追加することが期待されます。
昨年夏頃から話には上がっていたものの、様々な事情で延期が繰り返されていたフリートキャリアの実装。それがようやく今回、具体的な日時となって発表されたことで、期待に胸を膨らませ待ち続けたプレイヤー達も一安心といったところでしょう。
詳細は配信での発表となりますが、Steamストアでのアナウンスによれば、フリートキャリア関連には以下の要素があるとのことです。
- フリートキャリア購入のためには5,000,000,000crのコストがかかります。
- フリートキャリアはコマンダーごとに個別に所有され、他のコマンダーの船がドッキングするための16箇所の着陸パッド(さまざまな艦船のサイズに対応)を備えています。
- フリートキャリアは星系間をジャンプするためにトリチウムという新しい燃料を使用します。
- フリートキャリアの最大ジャンプ範囲は一度に500LYで、所有者が望むときはいつでもジャンプできますが、ジャンプの間にビルドアップとクールダウンの期間があります。
- 関税を設定し、フリートキャリア内の市場で取引される商品の売買価格を調整することにより、財政を管理できます。
なんと50億クレジットとなる「フリートキャリア」。筆者の個人的な経験では、積載量最大クラスの大型船「Type 9 Heavy」を使って朝から晩まで高額報酬輸送ミッションを繰り返して7日間、ようやく稼げた金額がたった5千万クレジットでした。
よって概算ではソロ・無課金では50億稼ぐには約2年間ほど馬車馬のごとく働き続ける必要がある計算。たやすいことではない、同作ならではの天文学的な規模のエンドコンテンツとなりそうです。
そんな『Elite Dangerous』は現在Steamストアで4月4日までセールが実施中。「通常版」と「Commander Deluxe Edition」どちらも75%オフとなっています。