
モータースポーツ団体NASCARは、開催しているオンラインレース大会に参加していたドライバーが「差別発言」を行ったとして、当該ドライバーに出場停止処分を下したことを発表しました。
処分を受けたのは、プロドライバーのカイル・ラーソン氏。公式サイトによると、カーシミュレーター『iRacing』を使用して行われた週末のレースイベント中に「Nワード」を含む差別発言を行ったとしています。同団体は大会などの規約違反にあたるとして、シリーズへの無期限の出場停止処分を決定しました。
処分はそれだけにとどまらず、『iRacing』も同氏へのサービス停止を発表。また、同氏が所属しているレーシングチーム「チップ・ガナッシ・レーシング」も出場停止を発表したほか、彼とスポンサー契約していた企業もスポンサー契約の一時停止や打ち切りを発表するなど、同氏の発言に対する厳しい処分が行われています。
We will be indefinitely suspending our sponsorship with Kyle Larson. pic.twitter.com/3rWrkS4Y8G
— Lucas Oil Products (@Lucas_Oil) April 14, 2020
なお同氏は、自身のTwitterにて今回の件について謝罪を行っています。