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Booming Gamesが開発・運営する、大型戦略アクションゲーム『コンカラーズ・ブレード(Conquerer's Blade)』。中世を舞台とした世界観で、投石機などの攻城兵器を利用した攻城戦が楽しめる作品です。本稿では、本作の特徴を掘り下げつつ、プレイレポをお届けします。
武器は遠近問わず全10種から選べる
本作を始めるにあたり、まずはキャラメイキングからスタート。とはいえ、顔や髪型、ヒゲなどを選ぶだけで、微細な調整はできないので、サクサクと進めてしまいましょう。筆者の場合は気がついたら無難な顔立ちになっていました。
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その後は訓練場にテレポートし、チュートリアルが始まります。この時、カメラ表示を2種類から選択することになりますが、操作がしやすそうな方で問題ありません。指示に従って進んでいき、全10種の武器から使用する武器を試していくことができます。いわゆる両手剣にあたるツインブレイドや剣と盾の組み合わせ、刀、ポールアックスといった近接武器から、弓やマスケット銃といった遠距離武器まで用意されていますが、開始直後に使用できるのは選んだ1種類のみ。他の武器を使えるようにするためには、後ほどプレイを重ねて開放していく必要がありので、まずは触っていてしっくり来る武器を見つけるのがオススメです。
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一通り教官相手に練習した後は、騎馬戦の訓練をします。筆者個人としては、走りながら攻撃する際に左右どちらで攻撃するかを上手く使い分けするのが難しかったように感じましたが、おそらく慣れれば問題ないという程度で、程よいスピード感や爽快感が得られます。
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兵団を思いのままに動かそう
チュートリアルが終わり、クエストを進めていくと、兵団と呼ばれる自軍NPCの動かし方のチュートリアルが始まります。本作ではこの兵団がキモとなる部分で、兵団によって敵の兵団をどれだけ有利に削れるかが勝負の分かれ目と言っても過言ではないほど。プレイヤーが無双して全てをなぎ倒す……といったプレイはできないようになっています。
兵団に関しては覚えることが多く、兵団によって取れる陣形や特徴も異なります。盾と長槍兵であればもちろん敵の矢を防ぐことができますし、プレイヤーを守るような陣形を取らせることができます。一方で、弓兵であれば、そういった防御手段を取ることができない兵団に対して、遠距離から攻撃を仕掛け、優位に立つことができます。
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もちろん、方向を指定して突撃をさせたり、指定した場所で特定の陣形を取らせたりといった形で、様々な要求に答えてくれるといったところは、本作で楽しめる魅力と言えますが、前述の通り、プレイヤー1人で無双ができるわけではないものの、兵団が鬼のように強いというわけでもなく、気付けば壊滅していることも多々あるというのも本作の大きな特徴。当然、守る陣形を取れども、それだけではプレイヤーに矢が当たることも普通にあるため、より効果的になるような動きが求められます。
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まずはAI戦で戦闘に慣れよう
一通りのチュートリアルを終えれば、プレイヤーとAIが混在するモードで実際の戦いを練習することができます。3つの拠点を占拠する、いわゆるドミネーション方式で、チケットが先に0になった方が負けというシステムです。システム自体は面白いのですが、ゲームを理解していないプレイヤーのAFKや単騎特攻・拠点軽視も目立ち、酷い時は何もできないうちに大差を付けられボコボコにされるという状態になっていました。
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といったこともあり、わかっているプレイヤーがいるだけで勝敗が大きく変わるとも言えます。1vs2は厳しいですし、1vs3であればあっという間に兵団が全滅させられ、一瞬で倒されてしまう……というように大規模戦闘ならではの数の暴力が非常に大きく戦果に左右するのが、本作のゲームシステムの特徴です。そのため、味方とともに行動をするのが原則として有効ですし、マップを見ながら必要に応じて増援に駆けつけるといった、数の優位をどうやって作っていくかが勝利の鍵となります。なお、他のゲームモードとして、Lv8からは旗争奪戦モードが、Lv10から攻城戦モードをプレイすることができます。
8vs8や15vs15の攻城戦も楽しめる
本作のメインとも言えるのが大規模戦闘になる攻城戦。序盤から8vs8の攻城戦を楽しめますし、最大15vs15の攻城戦で白熱の戦いを体験することができます。もちろん、攻城戦といえば投石機をはじめとした攻城兵器も登場し、プレイヤー自身で指示を出して、攻城兵器を守りながら攻めたり、攻城兵器を破壊して敵の侵攻を遅らせたりといったものが楽しめます。
やり込むことではじめて理解できるシステムも
ここまで駆け足でプレイしてきましたが、この時点で説明されていないシステムが多数あります。そのうちの1つとして装備システムがあり、プレイヤーの装備を更新することで、プレイヤーの能力が高まっていきます。装備は性能が違うだけでなく、それぞれに耐久度が設定されています。これはAI戦や旗争奪戦といった戦闘を行うことで、徐々に減っていくため、定期的に修理が必要です。その他にもプレイヤーの能力を強化できるポイントなど、レベルアップ要素が存在します。
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こういった面からも察せるように、本作は大型戦略アクションゲームとなっているものの、どちらかといえばMMORPGの要素がかなり強め。華麗な剣戟アクションを期待していると肩透かしを食らった気分にはなりますが、手軽にアクションを楽しみたいという方には向いているようにも思います。ただ、ゲームモードによりプレイスタイルや戦略が大きく異なってくるという点には注意が必要です。
筆者個人が気になった点として、プレイヤーは兵団に指示を出す際に英語で話すのですが、兵団はその国籍に応じた言葉で話すため、言語の不一致が起きているという部分があります。プレイにはまったく影響がないのですが、筆者同様、雰囲気の統一を求めるユーザーには気になる点かもしれません。
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※UPDATE(20204/7 16:12):本文を一部加筆しました。