気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Blazing Stick開発、PC向けに9月25日リリースされた3D高速グラップリングフックアクション『Cyber Hook』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、サイバー空間を高速で走って跳び回る3Dグラップリングフックアクション。パルクールのように様々な障害を乗り越え、敵を倒し、とにかく早くゴールを目指します。ステージ数は70以上で、世界ランキングにも対応。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Cyber Hook』は、1,520円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。
Totosこんにちは!バゲットの国に住んでいる若きインディー開発者のTotosです。ISART Digital(注:パリにあるゲームや3Dアニメの専門学校)ではコーディングの講師をしており、本作の開発者でもあります!物心ついた頃からゲームは生活の一部であり、自分の好きなゲームを作りたいと思い、インディー開発者になりました。これまで7年間この業界で仕事をし、ついに皆さんに披露できるクールなゲームが出来上がったのです!
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Totos本作の開発はおよそ3年前、仕事の気晴らしに作った小さなプロトタイプが始まりです。それから少しずつ新しいアイデアや技術を追加していきました。いただいたフィードバックを基に大きな変更を加えることも多く、コミュニティのサポートなしでは今の半分も出来上がっていなかったでしょう。皆さんからのアイデア(と泣き言)のおかげで、ダメな部分をなくし、良い部分を改善できました。

――本作の特徴を教えてください。
Totos本作はファストペースな3Dグラップリングフックゲームです。タイムアタックのような高速プレイに慣れていない人には少し怖く感じるかもしれませんが、そんな人たちのためにできるだけ多くのサポートを搭載しています。ジャンプボタンを押すだけで壁に張り付き、シフトボタンを押せば時間が止まり、失敗してもすぐにやり直せます!ステージもオープンで破壊可能なものもありますし(なので多くのステージでは様々なクリア方法があります)、楽しみながら頂点を目指せますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Totos本作の開発当初、影響を受けた作品はいくつかあります。『ミラーズエッジ』のようなゲームにより、スムーズなパルクールゲームを作りたいと思いましたし、『Team Fortress 2』のロケットジャンプのおかげで、スムーズな空中移動ができるゲームを作りたいと思いました。
また、私はあらゆるジャンルのタイムアタック(スピードラン)を見るのが大好きです。ですので、私が好きなものを組み合わせ、ゆっくりと3年かけてプロトタイプに味付けし、出来上がったのが本作なのです!
――本作の日本語対応予定はありますか?
Totosあります!パブリッシャーのGraffiti Gamesが日本のパブリッシャーと作業を進めており、日本語への翻訳と日本での販売が行われる予定です(まだ名前は明かせないのですが)。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Totosステージデザインと音楽、特殊効果を手伝ってくれた友人のArthur PeraltaとThomas Tillardが新型コロナにかかった時、すでに彼らの担当する部分は開発が完了していました。ですので、残りは私一人で自宅から作業をすることになりました。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?
Totosもちろんです。動画のアップロードも配信も収益化も、好きなようにやっていただいて結構です!皆さんの作ったものをぜひ見てみたいので、ぜひ私たちのDiscordサーバーで教えてくださいね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Totos日本のゲーマーは世界最強だと聞きました。ぜひ、本作でそれを証明してください!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
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