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「セガ設立60周年」を記念し、セガの知識レベルを試験で計る参加型オンラインイベント「セガい共通テスト」の実施が、直前へと迫りました。
熱烈なセガファンはもちろん、セガに馴染みの薄い方にも向けて行われる「セガい共通テスト」は、事前に参加登録を済ませ、決められた日時に特設サイトへアクセスしてログインすれば、誰でも受験可能。PCだけでなくスマートフォンでも受けられます。
しかし受験の門戸の広さだけでなく、待ち受ける問題に太刀打ちできるかどうかも重要なポイントです。点数が低くてもペナルティなどはありませんが、折角挑むのならば、やはり高得点を叩き出したいものです。
また、受験する際に気を付けておくべきポイントがあれば、あらかじめ押さえておき、初歩的なニアミスは排除したいところでしょう。
実は、「セガい共通テスト」に先駆け、本番に近しい形で挑むことができる「フライング受験会」が、メディア向けに実施されました。本番と異なり、用意された問題は全20問。また、問題の内容は「フライング受験会」向けのものなので、本番には登場しないと思われます。
ですがこの「フライング受験会」を、実際の受験における過去問と考えれば、同じ出題はなくとも傾向や範囲の参考になる可能性は少なからずあります。そこで今回は、実際に体験して感じた注意点と合わせつつ、「フライング受験会」の体験レポートをお届けしたいと思います。
なお、本記事で使用している画像は全て、「フライング受験会」のものとなります。
事前準備や、受験前の注意点は?
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まずは、公式サイトの情報に加え、「フライング受験会」を通して分かった注意点などをまとめてお届けします。
メディアのみを対象とした「フライング受験会」は、期間内ならいつでも受験できました。ですが、本番の「セガい共通テスト」は、実施日と開始時間が決まっています。テスト開始時間から5分経過すると、テストへの参加が締め切られるので、時間厳守をお忘れなく。
また、「セガい共通テスト」の参加には事前登録が必須です。事前登録はテスト開始時間まで受け付けていますが、トラブルを未然に防ぐため、参加したい実施日時よりも前に事前登録を済ませておきましょう。ちなみに、TwitterまたはFacebookのアカウントが必須なので、その点もご注意ください。
「フライング受験会」の設問は20問でしたが、「セガい共通テスト」は全60問。回答は全て選択式で、ひとつのみ答える問題だけでなく、回答を複数選択する問題もあります。「複数選択式」の場合は「(該当するものを)すべて選べ」と記されているので、記述に気を付けて見落とさないようにしましょう。
「セガい共通テスト」の制限時間は60分・・・ですが、これはあくまで最大の制限時間。正確には、1問につき60秒の猶予しかなく、その制限時間を超えると自動的に次の問題へと進みます。また、以前の問題に戻って回答することもできません。
分かる問題を早めに解いても、残りの時間を他の問題に費やせるわけではないので、ひとつひとつ時間をかけ、じっくり考えるのがベター。とはいえ、1問につき60秒しかないため、考えすぎて回答が間に合わなかった・・・という事態も避けたいところです。
「セガい共通テスト」は予想以上に広範囲! うっかりミスにもご用心
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ここからは、「フライング受験会」の体験レポートへと移ります。記念すべき第一問目は・・・「現在のセガ本社所在地の番地を答えよ」。いきなり、かなりハイレベルな出題です。
セガファンなら、どこにあるのか(東京都品川区品川)は知っていても、番地まで暗記している方はごく一部でしょう。回答は選択式なので、おぼろげにでも覚えていれば多少なりとも絞り込めますが、この設問の難易度は「C」。この先の手強さを思うと、早くも震えてしまいそうです。
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2問目は、「セガやセガ社屋をモチーフにしたものが登場するゲームタイトルをすべて選べ」。早速、複数回答の問題が出ました。選択肢は「セガガガ」「ROOMMANIA#203」「レンタヒーロー」「バーチャコップ」の4つ。
「セガガガ」と「レンタヒーロー」は間違いありませんし、「ROOMMANIA#203」に社屋などは出ていなかったはずですが、「バーチャコップ」はどっちなのか自信がない・・・取りあえず「セガガガ」と「レンタヒーロー」を選んでおきます。
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3問目の「アトラスがセガグループ入りした2013年11月以降に日本で発売したゲームタイトルを選べ」は、個人的にアトラスも好きだったのでラッキー問題でした。自信を持って「ペルソナQ」を選択。
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この後も、「ファイティングパッド6Bのボタン配置」や「ゲームギアの液晶ディスプレイのサイズ」など、クラシカルな問題が出ましたが、この辺りも筆者向けの問題だったので、ある程度絞り込んで選択できました。
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しかし、気の緩みを突くような問題も登場。「名越CCOへのインタビューの中で、ゲーム/アミューズメント業界に残した一番の功績について何と答えたか」といった難問が立ちはだかります。まさか、インタビューの内容も対象になるとは・・・!
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かと思えば、「『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~』のメインヒロイン「咲良しの」の出身地を答えよ」といった最新ゲームに関する設問や、「セガ60周年の起点となった1960年設立の会社を選べ」など、新旧入り交じる問題が次々と襲いかかってきます。
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トムス・エンタテインメントや「オアシスパーク」関連などの問題に至っては、「この共通テスト、範囲が広すぎる・・・!」と泣き言を漏らしてしまったほど。グループ会社も問題に含まれると事前に告知されていましたが、ここまでガッツリ広範囲とは予想外でした。もっとゲーム関係の問題が多いと思ってましたが、これはかなり手強い・・・。
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もちろん、ゲーム系の設問もあります。ですが、「カオスエメラルドを集めたソニックに起こる変化」については、“すべて選べ”を見落とし、一番目立つ「身体が金色に輝く」だけチェックし、次の質問に進んでしまいました。その直後に、「あっ・・・」と思っても後の祭り。皆さんは、くれぐれもお気を付けください!
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こうして全問答え、いよいよ結果発表。本番と違って「フライング受験会」は、すぐに結果が出ました。正解率は、8/20。半分にすら届かず、悔しい・・・!
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実際に体験して感じた点は、1問60秒は想像以上に短かったということ。残り時間が上部のバーで示されているので、視覚的に猶予が分かりますが、減っていくゲージが目に入ると焦りが出てしまうのも事実。慌てずしっかり考える覚悟を、あらかじめ持っておきましょう。
前述した「カオスエメラルド」のように、回答形式を見落とすのはもってのほか。「適切ではないものを選べ」といった問題もあるので、設問は最後までしっかりと読破すべきです。また、選択肢をそれぞれ比べることで、ある程度絞り込める場合もあります。
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その一方で、まずないだろうと除外した答えが正解の場合も。トムス・エンタテインメントが制作したことのない作品が、まさか「赤い光弾ジリオン」だったとは・・・。アニメにはオパオパも出ていましたし、セガが光線銃を販売していたので、これは大丈夫だろうと外してしまいました。思い込みにも注意しましょう。
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「セガい共通テスト」の実施日程は、「1月23日 20時」「1月24日 10時」「1月24日 17時」の全3回。繰り返しにしなりますが、開始時間から5分経過すると参加が締め切られるので、時間厳守で挑んでください。なお、全ての試験に参加することもできますが、問題は毎回異なります。
公式サイト(https://segatest.sega.com/)では事前登録を受け付けているほか、セガ知識を伸ばしてくれる講座が実施されていますし、教材へのリンクも貼られています。受験対策にそれらをチェックしておくのもお勧めです。
偏差値60以上の参加者には、「SEGA 60th MASTER」の称号と、称号入りオリジナルアイコンを全員にプレゼント。更に抽選で60名の方に「オリジナルAimeカード & GO SEGAオリジナルプレート」が当たるとのこと。また、せが四郎と同じ偏差値の方の中から抽選で「せが四郎サイン入り生写真」が、受験者全員の中から抽選で60名に「セガ、知ろう。グッズ」が贈られます。(賞品の発送は国内限定)
かなり手強い予感がする「セガい共通テスト」ですが、必要なのは事前登録と、当日のチャレンジだけ。あなたのセガ愛を試すもよし、この機会にセガを知るもよし。60周年を祝うべく、難問の数々に挑んでみてはいかがでしょうか。