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※ UPDATE(2021/2/11 14:23):当初の記事では見出し、本文ともValutが存続会社になると受け取られる表現となっていましたが、別資料によればあくまでValutは買収のための一時的なマイクロソフトの新子会社であり、買収完了後Valutは消滅し、商号は今と変わらずZenimax Mediaとして存続します。初出の記事も事実関係に誤りはありませんでしたが、より正確な表現にするため見出し、本文を修正しました。
マイクロソフトが2020年9月に発表したベセスダ・ソフトワークスなどの親会社ZeniMax Mediaの買収。EU(欧州連合)の法データベースEUR-Lexによると、マイクロソフトはこの買収に関連した「Vault」と呼ばれる子会社を設立予定であることが明らかになりました。
同サイトに掲載された申請内容によると、本買収はマイクロソフトが新しく設立する「Vault」とZenimax Mediaが統合されることで達成するとしています。Vaultという名称はベセスダ・ソフトワークスの主要タイトルのひとつ『Fallout』シリーズを思わせるネーミングです。
なお、この買収に関してマイクロソフトは欧州委員会に対して承認を求めている状況となっています。欧州委員会はこの取引が独占禁止法にあたるものかを調査し、3月5日までに承認かさらなる調査を行うかの結論を出さなければならないようです。
新設立される「Vault」については、2020年1月に提出された資料によるとあくまで買収のための新子会社であり、完了後は消滅しZenimax Mediaが存続会社となるとのこと。