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サウジアラビア政府の投資ファンドが、アメリカの大手ゲームメーカー3社の株式を約30億ドル取得していたことが明らかになりました。
Bloombergの報道によると、世界最大とも言われるサウジアラビア政府の投資ファンド、パブリック・インベストメント・ファンドは、昨年の第4四半期にエレクトロニック・アーツ、アクティビジョン・ブリザード、テイクツー・インタラクティブの3社の株式約30億ドル(約3200億円)分を取得していたとしています。
最近、サウジアラビアはビデオゲーム関連事業に力を入れており、ムハンマド・ビン・サルマーン・アール=サウード皇太子の財団関連企業が、昨年11月にSNKの株式の1/3を取得しています。2018年にはフェサール・ビン・バンダル・ビン・スルタン・アール=サウード王子が格闘ゲームの祭典「EVO Japan」にお忍びで来場していたことが話題となるなど、同国の王室には多くのゲームファンがいるとみられます。
ムハンマド・ビン・サルマーン・アール=サウード皇太子の財団は、SNKの持株比率を1/2以上にする計画を明らかにしており、世界のビデオゲーム産業においてサウジアラビア政府の存在は大きなものとなっていきそうです。