キムタクこと木村拓哉氏主演で知られるセガの人気アクションゲーム『JUDGE EYES』シリーズ。同シリーズの今後の展開についてある事情によりシリーズを打ち切りを含めた暗雲が立ち込めている、とする旨とその驚愕の理由を日刊大衆が報じています。
報道によれば、その理由とは「世界的なパソコンゲームプラットフォームSteamでの“PC版”の展開予定にジャニーズ側が難色を示したため」であるとのこと。セガ自体は『龍が如く』などのPC版展開を近年積極的に広げているほか、「グローバルゲームマーケットレポート2020」などによればPCゲームのシェア自体も全世界的には家庭用機全体と2分するほどであるとされます。今日においてPCゲームの市場自体は十分あることを踏まえれば、コンソールに展開が制限されてしまうシリーズを打ち切るというのはもっともらしい理由と取ることもできます。
一方で、こちらもSteamで販売がないシリーズ初作の全世界出荷本数は100万本を超えており、単純にコンソール専用タイトルとしてみても売上も少なくないもの。加えて直接のPC版は存在しておらずともGoogleの運営するクラウドゲーミングプラットフォームStadiaでの配信は行われており、海外ではPC上でのプレイなどもすでに可能な状況です。
もちろんクラウドではない単体のPC版となれば、ユーザーにより“キムタク”の3Dデータを抜き出し不法に改造・二次利用されてしまう可能性をも秘めており、その部分が焦点となっている可能性もあるのかも知れません。しかしながら、いずれにしてもそれをもってシリーズを打ち切る判断に至るかは未知数です。
なお、Game*Spark編集部ではこの報道に関してセガに対し取材を行っております。続報があり次第お伝えいたします。