ユービーアイソフトのタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』PS4版にて、「日本ならではの操作」によるAFKプレイヤーが長年問題になっているようです。
本作はゲームプレイ後、オペレーターの交換などに使用できる「名声」を獲得できます。しかし、1ゲームで入手できる名声量は微量なもので、無料でオペレーターを購入するためには長期間ゲームをプレイしなければなりません。そのため、一部の悪質のプレイヤーが「ボタン連打状態で放置してゲームに参加」して名声を稼ごうとしているようです。
本作ではゲーム中にAFK状態のプレイヤーは感知されると除外されるため、放置プレイヤーがゲームに参加するだけでは名声を稼ぐことはできない仕様になっています。しかし、日本のコントローラーではデフォルトが「◯ボタンが決定」であることで、このセキュリティを突破してしまうようです。
本作で◯ボタンはしゃがみなどの姿勢変更に使用するもの。そのため、◯ボタンを連打してゲームに入ったプレイヤーは「しゃがみと立ち上がるを繰り返す」独特の動きを行います。この動きはゲーム内でAFK状態と判断されません。そのため、マッチの時間切れまでしゃがみ続けるプレイヤーが成立してしまうのです。
この迷惑プレイヤーは、Redditでは2019年からその存在が報告されています。なお、PS5では「×ボタンで決定」のグローバル操作がデフォルトとなっているため、この問題が起きるのはPS4版だけのようです。しかし、本作は2022年にクロスプラットフォームを予定しているため、何らかの対策が行われないとすべてのプレイヤーが遭遇する可能性があります。
海外メディアEurogamerは、ユービーアイソフトにこの問題に対して質問。同社ではこの問題を認識しており、この行動を検出するために対処するとしていますが、具体的な期日などは明言されていません。