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中国第2位のゲームパブリッシャーNetEaseは、2021年9月から中国国内のスタジオやゲーム開発プロジェクトを縮小していると香港のメディアSouth China Morning Post(SCMP)が報じています。
SCMPが匿名を条件に取材をした人物によると、同社の上海と杭州にあるスタジオに勤務するプログラマーやデザイナー、クリエイティブ・アーティストなど数十名の従業員が元々の業務から外されてNetEaseの内外で仕事を探すように言われたとのこと。なお、正式に解雇された社員はいないとのことです。
これはゲームやオンラインメディアを監視する中国の機関NPPAによる未成年者のネットゲーム利用を金曜、土曜、日曜と祝日の夜8時から9時までに制限したことや新作ゲームの承認を遅らせていることが影響しているとみられています。
これらの規制に対し、中国の大手ゲーム会社各社はゲームにプレイ時間制限の新機能を追加したり、未成年のe-sports選手がトーナメントに参加できないようにするなど対応に追われています。