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Activisionが『Call of Duty』シリーズを対象としたチートソフトウェアを配布した、ドイツを拠点とするサイトEngineOwningを起訴しました。
現地時間2022年1月4日に公開された起訴状によれば、チートの内容は「自動エイム」「対戦相手の位置把握」など。対象となった作品は『Call of Duty: Warzone』『Call of Duty: Modern Warfare (2019)』『Call of Duty World War II』『Call of Duty: Modern Warfare III』『Call of Duty Black Ops』『Call of Duty Black Ops II』『Call of Duty Black Ops III』です。
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Activisionは「『CoD』シリーズは全プレイヤーにフェアな楽しみを提供するように設計されている」として「このようなチートはゲームバランスを破壊し非チート使用者がゲームをやめる結果に繋がり、さらにはネガティブなSNS投稿や報道をされ、消費者への信頼に大きく影響する」と主張しています。
EngineOwningはアメリカ人をターゲットに英語で運営されており、ウェブサイトやSNSを通して顧客を集め、「チートを使用させる見返りとして、使用料を徴収していた」との事です。
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海外ゲームメディアTheSixthAxisはこの件に関して「『Call of Duty: Warzone』はActivisionの稼ぎ頭だが、基本無料であるがゆえに新しいアカウントを作り直しやすくチーターに狙われやすい。」と報じています。
なお、起訴状ではEngineOwningが『CoD』のほかにも、Activision Blizzardの『オーバーウォッチ』向けのチートを開発したことにも触れています。