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違法クリエイターの復讐か?虚偽の申告で『Destiny』動画がYouTubeから大量削除

虚偽の申告を行った人物は、Bungieにより起訴されています。

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違法クリエイターの復讐か?虚偽の申告で『Destiny』動画がYouTubeから大量削除
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3月25日、オンラインRPGシューター『Destiny』で知られるBungieは、同スタジオを詐称した人物を起訴しました。同スタジオは本件の動機を“復讐”とみているようです。

3月中旬に『Destiny』に関連した、多数のYouTube動画が著作権侵害により削除されていることが、米掲示板Redditにて報告されました。当時削除されたのは非公式によるサウンドトラック動画を始め、My name is ByfさんやAztecrossさんによる実況プレイなどです。事前告知の無い唐突な対応に、コミュニティでは開発・運営のBungieに非難の声が殺到しました

しかし3月21日、同スタジオが「公式チャンネルのコンテンツ」も削除されており、「侵害に関する申告を行っていない」と明かしたことで事態が一変。では“誰が一連の削除に関わっているのか”という点に注目が集まることとなりました。

25日に公開されたBungieの調査結果によると、今回虚偽の申告を行った人物は同スタジオの知的財産保護サービスを装ったアカウントと判明したそうです。この件に関してGoogleは同アカウントの停止措置を行うと共に、不正に削除された動画を復旧する予定であることが伝えられています。

なお、削除された非公式サウンドトラック動画について同スタジオは、「(規約上)許可できない」とコメント。しかしその需要には理解を示し、公式が配信していない楽曲のみ非営利かつ許諾の下アップロードを承認する方針を示しています。

さらに調査結果同日、Bungieが当該の虚偽申告者(被告)を起訴していたことが、海外メディアTorrent Freakの報道により明らかになりました。同メディアが入手した起訴状によると、3月上旬から16日までにBungieは代理企業を通して41件の違法な動画を著作権侵害として削除。これらは「ゲームからリッピングした楽曲」「ゲームのカットシーン」といった規約に違反したものでした。

そして3月17日、Bungie, Inc.を名乗る別アカウントが各所に著作権侵害の申告を送り、本物のGmailアドレスは偽物である旨を伝えたそうです。Bungieはこのことから、被告人が“過去に著作権侵害の申告を本物のアドレスから受け取った人物”であると推測しました。

また起訴状には、被告が自身のYouTubeアカウントに対しても著作権侵害の申告を行っていたことが記されています。Torrent Freakはこれに関して「被害者を装うため」と報じています。


《ケシノ》



ゆる~いゲーマーです。 ケシノ

主に午前のニュース記事を担当しているライター。国内外、様々なジャンルのゲームを分け隔てなくカバーしています。アメリカに留学経験があり、2022年1月よりGame*Sparkにてライター業を開始。一番思い出に残っているゲームは『キョロちゃんランド(GB版)』。

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