
2021年末、『GTAオンライン』にて新たな物語「契約」がリリースされました。本コンテンツは、実在のラッパーであるドクター・ドレーなどが登場したことで注目を集めましたが、海外メディアBETの関係各社に対するインタビューによると、同氏は本作について殆ど知らなかったとのことです。
ドクター・ドレーとは、2022年3月には1999年にリリースした楽曲「Still D.R.E.」がSpotifyの週間グローバルチャート29位に輝くなど、現在でも世界的な人気を誇っているラッパーです。そんなドレーですが、当初『GTAオンライン』とのコラボを断っていたことを仲介役だったDJ Poohが明かしました。

DJ Poohいわく、「最初はただ“ノー”だった…“子供向け(ゲーム)には作らない”という感じだった」とのこと。ドレーはゲームを普段から遊ぶことが無かったため、北米では17歳以上対象に指定されている『Grand Theft Auto(GTA)』に対し、実態とは別のイメージを抱いていたようです。

そこでDJ Poohはドレーの住宅にPlayStationと『GTA V』を持ち込み、実際にプレイしているところを見せたといいます。その後、プレイ映像に「圧倒された」ドレーは「こいつは凄い」などと語り、ゲームそのものだけでなく作中楽曲にも感動、そしてロックスター・ゲームスと契約するに至ったそうです。