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1998年に発売され、色々な意味でゲーマーの記憶に刻まれているセガの家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」。中でもミニゲームをダウンロードしてプレイすることもできるメモリカード「ビジュアルメモリ」が特徴的でしたが、様々な新機能を備えた有志開発の新型ビジュアルメモリ「VM2」が近々登場するようです。
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これまでにドリームキャストのBluetoothコントローラーやビジュアルメモリのバックライト&充電バッテリー化などを手がけたChris Diaoglou氏の新プロジェクトとなる「VM2」は、オリジナルのビジュアルメモリを一から作り直して再現することを目指しており、次のようなアップグレードされた機能が搭載されています。
バックライト付きの新しいモノクロLCD: バッテリー節約のため、ユーザーが切替可能。
画面解像度の向上: オリジナル(48x32)、2倍拡大(96x64)のいずれかを選択可能。
マイクロSDストレージ: SDカードを使用することで仮想ビジュアルメモリをほぼ無限に保存することができる。SDカードのルートにすべて保存することも、ゲームごとにフォルダ分けすることも可能。現在使用中のファイルはVM2のメニューから選択し、ミニゲームが含まれていればオリジナルと同様にプレイすることができる。
3倍の容量の内部ストレージ: SDカードを使用しない場合、内部ストレージは128KBx3で動作し、SDカードを使用する場合は両方のストレージを使用することができる。
大容量LIPOバッテリー内蔵: 従来のコイン電池2個に代わり、より長時間の駆動が可能。
外部充電: VM2本体のマイクロUSBコネクター、またはプレイ中のコントローラーから充電可能。
PC接続: VM2のマイクロUSBからPCに接続可能。
メモリー管理: PCに接続し、カスタムGUIで内部ストレージのバックアップ/リストアを行うことができる。マイクロSDカードを使用する場合は、OSのエクスプローラーから簡単に管理でき、コンテンツやファイルのコピー/移動/整理が可能。すべてのファイルは既存のソフトウェアやエミュレーター(VMU Explorer, ReDreamなど)と互換性のある形式(.bin, .vmu)となる。
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これらの機能は新機能とアップグレードの一部であり、開発の後期段階でさらなる機能が追加される可能性もあるとのこと。価格や発売時期については未定ですが、「恐らく資金調達のためのキャンペーンが行われるだろう」と伝えています。