
先日行われた「第4期 TOPANGA CHAMPIONSHIP」AリーグのDAY6に、ウメハラ選手とぷげら選手が激突。早くも“ベストバウト”とまで言われるほどの熱戦を繰り広げ、公式配信では伝説の電波実況が飛び出したそうです。この令和の時代に!
約19年の時を経て電波実況が復活!
あらためて振り返っておくと、電波実況が生まれたのは2003年。かつて国内のゲーム大会の最高峰とされた「闘劇」の『GUILTY GEAR XX』部門で、ウメハラ選手が劇的な逆転を決めた際、がまの油さんがハイテンションな実況を繰り広げました。
そこから有名なネットミームが誕生。「ウメハラがぁ!捕まえてぇぇ!ウメハラがぁ!画面端ぃっ!バースト読んでえぇっ!まだ入るぅ!ウメハラがぁっ!…つっ近づいてぇっ!ウメハラがぁ決めたぁぁーっ!」。
あらためて見ると勢いだけでなく、試合の展開を的確に捉えた名実況。後にこの実況は古き良き「ニコニコ動画」で電波実況として広まり、多くの音MADなどが作られました。
それから約19年の時を経て、ネットミームに新展開が。国内最高峰と言われている長期リーグ戦「TOPANGA CHAMPIONSHIP」にて、MCを務めたなないさんと、解説のハメコさんの口から熱い実況が飛び出したのです。
ドラマチックな試合展開と実況内容
その試合ではウメハラ選手とぷげら選手が、人気格闘ゲーム『STREET FIGHTER V CHAMPION EDITION』で激突。ウメハラ選手のガイルに対し、ぷげら選手はリーチの長い技が揃っているポイズンで挑みました。
通常技のリーチで勝るポイズンに対し、ウメハラ選手のガイルはソニックブームなどの飛び道具で地上戦の主導権を取りたい展開。しかしポイズンにはラブミーテンダーという弾抜け技があり、ぷげら選手の反応速度の速さと相まって、厳しい展開が続きました。
3試合先取の2試合をぷげら選手に取られてしまい、後がなくなったウメハラ選手。しかし「Vリバーサル」による攻め継続を狙うなど前に出るスタイルで、主導権を半ば強引に取返し、イーブンに持ち込みます。
両者とも2試合を取り、並んだ第5試合の最終ラウンド。先手を取ったぷげら選手がワンコンボで画面端に追い詰めますが、ウメハラ選手は冷静に対処。その後は逆にぷげら選手を画面端に追い詰め、猛攻で試合を決めてしまいました。

強烈な端攻めの最中に、MCのなないさんは思わず「ウメハラがぁ!」と絶叫。これに解説のハメコさんが「画面端」と返し、あの電波実況を再現。熱すぎる試合展開も相まって、SNS上は「あの名実況フレーズが令和に蘇ってしまったw」「令和版電波実況やん」「伝説の実況再現草」と大盛り上がりでした。
令和の時代でも色褪せない電波実況。そして19年経った今でも、第一線でドラマチックな逆転劇を見せるウメハラ選手は、まさに“進化を続ける伝説”ですね。