『Alice | 愛莉澄』の開発者838s Maniacsが手がける新作として6月25日よりSteam早期アクセスが開始され、人気配信者らに次々と取り上げられるなど注目を集めた現代日本サバイバルホラーゲーム『Brutal Japan | 猟奇の日本』ですが、838s Maniacsは7月16日に本作が配信停止となることを発表しました。
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先日には「現状の品質と開発環境では多くのユーザーの声に応えられない」として、早期アクセス期限を無期限に変更していた本作。配信再開の予定については「ゲーム内容の変更度合いが大きいものと予想されるため別アプリケーションでのリリースを検討している」と伝えています。
Game*Spark編集部は今回の件に関して、開発者より次のようなコメントを頂きました。
配信中止はValveからの何らかの指示によるものであるのか
いいえ。ゲームの配信中止は自分の意志です。しかしゲームの配信中止を行う場合は、Valveにリクエストを送りゲームの撤収が正しい判断かどうかの返答を待つ必要がありました。
配信中止に至った理由/経緯とは?
低価格で小規模なゲームという開発スタイルをとることを考えていましたが、想像以上の購入者数が発生したため、今までの過去作品と同じ取り組み方ではユーザー様の期待に応えることは不可能と判断したためです。
また、現状の品質のままで公開し、これ以上購入頂くことは申し訳なく思うからです。私が収益をまだ受け取っていない段階で、Steamの返金ポリシーが適用される期間内の内にできるだけ早くクローズした方が良いと考えました。
既存バージョンの購入者に対し、告知にあるアップデート版での優待割引などは予定しているか
販売サイト等の技術的に可能な場合は、優待割引を予定したいです。
告知にあるアップデート版はどのようなタイトルを目指しているか
不勉強な部分が多く、開発力の増強を図り、ユーザーへの事前テストなどを行った上で、アップデート版というよりも新規タイトルに近いものを考えています。自分自身の認識の甘さの反省、開発力を向上するために数年の学習期間を設けたいと考えています。
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なお、配信停止後も購入者はバージョンAlpha1.2をプレイ可能。また、返金については通常通りの返金ポリシーが適用されるとのことです(Steamでの返金リクエストについてはこちらでご確認ください)。