ゲームジャーナリストでブルームバーグの記者ジェイソン・シュライアー氏は、「Grand Theft Auto」シリーズ最新作となる『GTA 6』(コードネームは「Project Americas」とされる)に初のラテン系の女性主人公が登場する可能性があることや舞台がマイアミやその周辺をモチーフにした架空の場所であることなどに言及しています。
これは、ゲームジャーナリストでブルームバーグの記者ジェイソン・シュライアー氏が執筆した「Rockstar Games Cleaned Up Its Frat-Boy Culture - and Grand Theft Auto, Too」によるもので、Rockstar Gamesの企業文化の変化や長時間労働の改善に関する報告の中、現在も働いている開発者と最近スタジオを退職した開発者約20名規模の匿名スタッフに話を聞いた内容から判明したとされるもの。
Rockstar Gamesでは、男女の賃金格差の是正や『GTA V』からトランスフォビックな冗談の削除がなどが行われるなどFrat-Boy文化を一掃し、『GTA 6』には初のプレイアブルな女性主人公が登場するとしています。この女性主人公が登場するのは、1930年代に実在した銀行強盗カップルのボニー&クライドにインスパイアされたストーリーの中で、二人組の一人となる予定とのこと。さらに、Rockstar Gamesは、過去作のように社会から疎外された人々をネタにするジョークに慎重になっているとしています。
また、スケジュールの変更や請負業者のフルタイム従業員への転換、過度の残業をしないなどの労働環境の改善のため、初期には北米と南米の広大な地域をモデルにしようとしていたものの、マイアミやその周辺をモチーフにした架空の場所のバージョンに変更したことなどが報じられています。
気になるリリースの時期については2024年度(2023年4月から2024年3月の間)のリリースを予測するアナリストもいるものの、開発者はその予測に懐疑的で、発売日は未定で少なくとも2年は先の話だろうと予想していると報じています。
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