8月11日に行われた配信番組「電撃ゲームライブ #81 夏休みわくわくスペシャル放送」にて、「メガドライブミニ2」に収録されるタイトルを追加発表。その中で、各タイトルに関する裏話なども明かされました。
■「メガドラミニ2」で復活当選を果たした『エコー・ザ・ドルフィン』
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まず最初に発表された『エコー・ザ・ドルフィンCD』は、イルカが主人公という珍しい作品で、そのゲームビジュアルの美しさから当時も人気のあったタイトルです。そのため、「メガドライブ」のミニ化第1弾にあたる「メガドライブミニ」開発時に『エコー・ザ・ドルフィン』の収録が検討されましたが、難易度の点などを考慮して見送ったとコメント。
ですが、「メガドライブミニ2」ではメガCDソフトの収録が可能になったことから、『エコー・ザ・ドルフィン』の1作目と2作目がセットになった『エコー・ザ・ドルフィンCD』に白羽の矢が立てられました。
仮に「メガドライブミニ」に1作目が収録されていたら、「メガドラミニ2」にメガCD版は収録されなかったかもしれません。メガCD版なら2作品が遊べるので、結果的にはこちらの方がお得。まわりまわって、ユーザーが得する形になりました。
■「イージーモード」で遊びやすくなる『ファンタシースターII』
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シリーズの2作目であり、メガドラ向けの展開は初となった『ファンタシースターII 還らざる時の終わりに』も、「メガドライブミニ2」に収録。こちらも、ゲーム面の難易度を理由に、「メガドライブミニ」への収録が叶わなかった作品でした。
ですが、PS2版で実装された「イージーモード」を搭載することで、難易度の問題を今回クリアしました。このモードでは、移動速度が2倍、エンカウント率は1/2、戦闘後に入手する経験値とお金が2倍になる効果が得られます。なお、エンディングなどに変化はないので、安心して「イージーモード」をお楽しみください。
■2つのバージョンが楽しめる『三國志III』
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メガドライブはもちろん、スーパーファミコンやPC、PCエンジンにPSなど、幅広く展開した『三國志III』が、「メガドライブミニ2」にもやってきます。しかもこの『三國志III』はカートリッジ版とメガCD版があり、「メガドライブミニ2」には2つとも収録されると発表。
当時カートリッジ版の方が快適で、そのプレイ感が評価されていましたが、今回はメガCD版のアクセスも良くなったと言及。快適に遊べるメガCD版『三國志III』との出会いも、「メガドライブミニ2」で味わえる楽しみのひとつになりそうです。
■『電忍アレスタ』は、バージョンアップした海外版も収録
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「メガドライブミニ」に収録された『武者アレスタ』に続き、「メガドライブミニ2」では『電忍アレスタ』が遊べます。しかも本作だけでなく、海外版の『ロボアレスタ』も収録。
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『ロボアレスタ』は、『電忍アレスタ』をベースに調整されており、バージョンアップ版という側面もあります。そのためか、『ロボアレスタ』は海外で人気を博しており、ファンからすれば満を持しての凱旋とも言えます。
その調整された例のひとつとして、国内版では自機の周囲を回るだけだった武器が、敵をサーチして自動的に攻撃するホーミング効果のある武器に変わっていると実機プレイで説明。見ているだけでも、かなりプレイ感が変わったように見えました。
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好評だった海外版を多くの国内ユーザーがプレイすることで、『電忍アレスタ』が再評価される可能性もあります。今回の「メガドライブミニ2」は、その絶好の機会と言えるかもしれません。
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特に興味深い裏話が飛び出したのは上記の4作品ですが、このほかにも『ゲイングランド』『ソーサリアン』『闘技王キングコロッサス』『ポピュラス』『天下布武 ~英雄たちの咆哮~』『真・女神転生』、そしておまけ枠として「ビューポイント」の収録も決定しました。
なお、ひとつだけ残念な発表もあり、ゲームアーツ作品の収録は今回の発表が最後とのこと。一部のファンが熱望していた『ゆみみみっくす』や『うる星やつら ~ディア マイ フレンズ~』の収録は今回実現しない模様です。
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多くの驚きと朗報、そしてちょっとだけ残念な話も飛び出した今回の収録作発表。次回の開催日時は、8月19日20時を予定しています。これ全ての収録作が明らかになるので、最後の発表もお見逃しなく。