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GameSparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないのでしょうか?そこで本記事ではそんなゲームの中から1本をピックアップ。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、1980年代の戦車戦をシミュレーションベースながらも操作系などは程よくカジュアルに体験できる『Gunner, HEAT, PC!』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。
『Gunner, HEAT, PC!』とは
本ゲームはRadian Simulations LLCが初めて手掛ける、1980年代のヨーロッパを舞台にした戦車戦シミュレーションゲームです。Steamストアページからは「2000年代初頭のシミュレーションゲーム」を意識しているという説明があり、実際、プレイしていると戦車マニアにとっては不朽の名作ゲーム『Panzer Front』を彷彿とさせる雰囲気があります。
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ゲームモードはインスタントアクションとダイナミックキャンペーンの2種類あります。
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あらかじめ敵の種類や配置が固定されているインスタントアクションは練習や操作したい車両が明確な場合に最適です。
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自動生成されるミッションを複数回戦い、相手の戦力ゲージを削り切れば勝利となるダイナミックキャンペーンもあります。
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NATOかワルシャワ条約機構をあらかじめ選択し、生成されるミッションで与えられる車両を効果的に運用し、敵に勝利をおさめましょう。
『Gunner, HEAT, PC!』ステキポインツその1!「硬派さとカジュアルさのバランスが上手い!」
シミュレーターといえば、まさにコア中にコアなゲーマーが「ひーひー」言いながら大変さを味わう、というようなマニアックなイメージがありますが、本ゲームでは弾種や弾道、着弾判定は極めて精密なシミュレーターながら、操作方法は比較的カジュアルで明快な操作性となっており、ゲーム性とシミュレーター性のバランスを取るのが上手く幅広いプレイヤーが楽しめそうな印象です。
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マップを開けば予想接敵位置も記されており、シミュレーションゲームでありがちなゲームの大半を索敵に費やす、といったことはありませんでした。
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僚機への指示出しの要素もあり、Qボタンを押せば陣形の選択や車間距離を指示できました。
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1980年代の戦車の多くを実装しており、戦車以外にも装甲車や歩兵といった様々なユニットが登場する点も魅力的です。
『Gunner, HEAT, PC!』ステキポインツその2! 「着弾シミュレーションと破壊演出」
筆者が最も素敵だなと感じたのは、戦闘終了時に着弾した砲弾の弾道や着弾後の破壊力が見られる点です。どこから撃たれ、どのように撃破されたのか(したのか)が明快なのはシミュレーションゲームに有りがちな理不尽さが軽減されていると言えるでしょう。
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着弾シミュレーションを見ていると、戦闘中の破壊表現と着弾シミュレーションが完全に一致していることが分かり、感心させられました。筆者が戦闘中に砲塔を派手に吹き飛ばしたT72Mは戦闘後の着弾シミュレーションを見ると車体下部の弾薬に被弾していたのです!
史実でもT72戦車が「Jack in the BOX(びっくり箱)」と揶揄されていた実感できました。
また、交戦中に敵装甲車の発砲のみが停止した事があったのですが、戦闘後の着弾シミュレーションを見ると、機銃手に弾が当たっていました。戦闘後に着弾シミュレーションを見せてくれるのは戦いの実感がもて、楽しかったです。
アーリーアクセスのため粗削りなところもあるが、ゲームの基礎部分はよくできており、今後に期待できる。
上述のように、素晴らしい点が数多くある本作『Gunner, HEAT, PC!』基礎部分はできており、現時点でも十二分に楽しめます。陣営によって異なる照準など、こだわりぬかれています。
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ただ、草原を走るのと整地された道路を走るのにあまり差が無かったり、柵といった人工的なオブジェクトと接触した際の反応が無かったりと、ところどころ気になる点が無いわけではありません。とはいえ、気軽に楽しめるシミュレーターとして、特に戦車マニアにとっては垂涎もののゲームと言えそうです。
タイトル:『Gunner, HEAT, PC!』 対応機種:PC(Steam)発売日:9月7日 記事執筆時の著者プレイ時間:3時間 価格:3,090円(9月14日まで10%オフの2,781円) ----