CD PROJEKTは10月5日、投資家向けの情報として現在取り組んでいる開発プロジェクトを発表しました。
「ウィッチャー」の新トリロジー初作や、別のオープンワールドRPG作を含む3つの計画、新たに明かされた『サイバーパンク2077』の続編、新規IPなどの開発展望がそれぞれコードネームと共に明らかにされています。
「Sirius」―デベロッパーThe Molasses FloodがCDPRの支援を受けて60人以上の規模で開発中で、現在はプリプロダクション段階にある「ウィッチャー」の世界を舞台にした作品。過去の同シリーズとはテイストが異なり、シリーズのこれまでとこれからのファンに忘れられないストーリーを提供。クエストやーストーリーのシングルプレイに加え、マルチプレイにも対応。
「Polaris」―CD PROJEKT REDが現在150人以上の規模で開発中で、現在はプリプロダクション段階にある「ウィッチャー」新3部作の1作目に当たるストーリー主導の作品。『ウィッチャー3 ワイルドハント』のノウハウを生かしたオープンワールドRPG。新3部作は、この「Polaris」の発売から6年以内に全て発売されることを想定。
「Canis Majoris」―過去の「ウィッチャー」開発を手掛けた開発者が率いる外部スタジオが制作する「ウィッチャー」世界で展開する作品。ストーリー主導でシングルプレイのオープンワールドRPG。「Unriea Engine 5」を用いて開発予定。
「Phantom Liberty(仮初めの自由)」―既発表の『サイバーパンク2077』の新たな地区を舞台にした拡張ダウンロードコンテンツ。現在350人以上の規模で開発が行われており、制作の最終段階。2023年発売予定。
「Orion」―『サイバーパンク2077』世界のポテンシャルをフルに発揮させるとされるシリーズ続編。CD PROJEKT REDが開発。
「Hadar」―「ウィッチャー」とも「サイバーパンク2077」とも異なる完全新規の第3のIP。CDPRにより現在制作のごく初期の段階で、土台作りを行っているとのこと。
そのほか、今後はシングルプレイのゲーム体験をより充実させるマルチプレイを新作のほとんどに導入する予定であること、『ウィッチャー3』の新世代機対応は依然年内を計画していること、北米の新たな開発スタジオの設立などが伝えられています。
※UPDATE(2022年10月5日1時45分):各計画とその概要等を追記しました。