今回は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが贈る『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök)』のPlayStation 5版!
本作は、北米神話の世界を舞台に、クレイトスとアトレウスの親子の物語を描いたアクションアドベンチャー『ゴッド・オブ・ウォー』の続編です。前作では、妻の遺言を叶える旅の中で、神々との戦いの渦に巻き込まれていったクレイトス親子が、今回は予言されたラグナロクに立ち向かうため、再び冒険の旅に出ます。
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『ゴッド・オブ・ウォー』は過去に絵日記でも取り上げましたが、プレイしたのはもう4年も前なのでストーリーはうろ覚え……。そんな忘れっぽい僕のような人のために、前作のあらすじ動画が収録されています!助かるわ~。
ラグナロクの予言に立ち向かう親子の旅、再び……
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クレイトスと息子のアトレウスは、病に伏した狼・フェンリルの世話のため、冬の雪山で狩りをしていた。しかし、フェンリルは、アトレウスが狩りから帰ってきた際、まるで待っていたかのように息を引き取る。
アトレウス、ペットロスになっちゃうじゃん……。
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その後、ひとりでフェンリルを埋葬しに行ったアトレウスだったが、いつまで経っても帰ってこない。クレイトスはミーミルとともに探索に向かう……というのが冒頭のあらすじだ。アトレウスとはすぐに合流するぞ。
と、ゲームを進める前に、おさらいの意味も込めて、メインキャラクターを紹介しよう。
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まずはなんといっても、マッチョなタフガイ主人公のクレイトスだ。彼は、もとはギリシャ神話の世界の住人で、「スパルタの亡霊」と呼ばれ恐れられる戦士だった。
前作では、妻であるフェイの遺言に従って、息子のアトレウスを伴って旅に出ていた。そして過酷な戦いを経て、妻の遺言を果たしたことで旅を全うする。
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クレイトスは雪山に居るにも関わらず、上半身は胸当てしかつけていないので、ついつい世話焼きおばちゃんムーブをかましたくなる。
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次は、クレイトスの息子のアトレウスだ。見た目はまだまだ少年だし、クレイトスのようにマッチョなタフガイではないので、前作をプレイしていた時は「戦いの旅についていけるのかな」なんて思っていた。しかし、一度バトルになれば、主に斧で戦うクレイトスに対し、アトレウスは弓を使った遠距離攻撃で支援してくれる。有能すぎる……!
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アトレウスさん……マジリスペクトっす!
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そして最後に、かつてオーディンの助言者を務めていた知の巨人ミーミルだ。
なぜ生首なのかというと、前作でクレイトスに切り落とされたからだ。そんな状態でクレイトスの腰にぶら下がりながら旅に同行する。
クレイトス、氷原に行くけどそんな薄着で大丈夫か?
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本作では、九界と呼ばれるさまざまな世界を冒険することになる。訪れる世界によって氷原や砂漠など、気候や地形が変わってくる。
薄着のクレイトスのためにも、南国の暖かい世界に早く連れて行ってあげたいな~。
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もちろん、訪れる世界によって登場する敵も異なる。
レイダーと呼ばれる人型の敵、グリームやトロールといった魔物など、どれもサイズ・見た目・行動パターンが違う。
デカい奴はほんとデカい。
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クレイトスの使う武器は、氷属性の斧「リヴァイアサン」と、炎属性の刃「ブレイズ・オブ・カオス」の2つで、どちらも近距離・遠距離攻撃が可能だ。
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リヴァイアサンとブレイズ・オブ・カオスなどのスキルは、スキルツリーから習得できるぞ。
うむ……どうやらブレイズ・オブ・カオスで敵を炎上状態にさせた上、氷属性のリヴァイアサンで攻撃することで、与えるダメージが増加するスキルがあるみたいだな。
つまり、武器をこまめに切り替えて戦うのが攻略の鍵とみた!
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あとクレイトスは上半身ほぼ裸だけど、防具が用意されているぞ。
自分のプレイスタイルにあった装備を選びたいところだけど……僕の決め手は布面積の広さだ。
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今の格好のままじゃ風邪引くよ。
息子の成長にホロリ……もはや頼れる相棒だ!
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そうそう、ちょっと驚いたんだけど。
分かれ道に差し掛かった時、「なんとなくこっちが正解っぽい」と選んだ道が、ストーリー進行において正解となるルートだったことが多かった。
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これは、僕のゲーマー的第六感が覚醒した……というわけではなく、導線がしっかり計算されているからだ。
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登れる崖や干渉可能な障害物には、ボタンのマークが表示されているし、謎解き要素がある時はアトレウスや同行するNPCがアドバイスしてくれるので、迷うことなくサクサク進められて気持ちが良い!
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あ!
ってことは、正解のルートとは別のルートを進めば、アイテムがあるな!
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ちなみに、クレイトスは宝が入った木箱を見つけた時は「いちいち開けるなんてまどろっこしいぜ!」といわんばかりにぶっ壊して中身を取るぞ。
豪快過ぎ!
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本作では、アトレウスを操作するパートが登場する。
アトレウスは、弓を主体とした攻撃を繰り出せるぞ。弓を刀のように振り回してぶん殴る近距離攻撃もかっこいいな~。
前作では、崖を登る時にはクレイトスの背中におぶさっていたのに、今では高い崖もひとりでピョンピョン登っていく。成長したなあ……。
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成長したアトレウスは反抗期に差し掛かったのか、クレイトスに対して嘘をついたり、黙って単独で行動したりする。
クレイトスの子を思う心がアトレウスに上手く伝わらず、そして逆もまた……え~~~~い、もどかしい!
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そういやアトレウス、クレイトスにならって宝箱を殴って開けようとしていたな。
親子のつながりを感じられるし、ほっこりするシーンだな~。
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まあグロいシーンもあるけどね!(敵を殺す時とか)
クリアまで30時間ほどかかりました。全ての寄り道要素を楽しもうとすれば、もう少し時間がかかりそうです。
本文でも触れたように、導線がしっかり計算されていたので、ほとんど迷うことなく最後までプレイできました。初期状態では、崖登りや落ちているアイテムを拾う時はボタンを押す必要があるのですが、ボタンを押さずに行える設定が用意されているなど、快適にプレイするための配慮が至るところで見られました。
神話の世界というスケールの大きな舞台ながら、クレイトスとアトレウスのごく普通の親子関係がしっかり描かれており、ストーリーにも引き込まれます!メインメニューから前作のあらすじ動画も視聴できますが、ストーリーをしっかり把握するためには、やはり前作からプレイした方がいいかもしれません。
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、PS5/PS4を対象に発売中です。
(編集担当:真ゲマ)