バンダイナムコエンターテインメントは、台湾の台北にて開催中の台北ゲームショウにて「BNE FUN LIVE 2023」を実施し、フロム・ソフトウェアとバンダイナムコ共同開発のシリーズ最新作『アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン』プロデューサーである小倉康敬氏のインタビュー映像を公開しました。
このインタビューよれば、『アーマード・コアVI』が発表までに10年もの時間がかかってしまった理由は、ここまで発表期間を空かせるつもりがなかったものの、複数開発ラインが走っている関係から、リソースを適宜配分する関係で時間が掛かってしまったそう。加えて、社長である宮崎英高氏も含め『アーマード・コア』新作を作りたいスタッフが多くいたことから「『アーマード・コア』新作を作らない選択肢は無かった」と語ります。
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『アーマード・コア』シリーズ最大の特徴であるパーツの組み替えの「アセンブル」に関しては、これまでの開発経験を活かしアセンブルによって操作が変化することの自由度を、もう一度定義し直したものになるとのこと(機体のカラーリング変更やウェザリングも可能)。
また、アセン構成におけるコツの掴みにくさに工夫を加え、素直な構成に組立できるような施策を盛り込む予定あり、登場パーツに関しては初発表映像にもある通りパイルバンカーや四脚も登場するほか、過去作で出てきた近似パーツもあります。他にも、本作は前作『アーマード・コアV』とのストーリー的な繋がりはないために、新規ユーザーも入りやすい内容となっているそうです。
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戦闘ついては、ロボットであることを活かし「敵も味方も派手に動く」ことが特徴で、交戦距離も近距離から遠距離へ、そして遠距離から近距離へとめまぐるしく動くダイナミックで激しいバトルになっていると語ります。また『アーマード・コアVI』の難易度は手応えがあるものを目指しつつも、フロム他作品と若干異なるものとなるそうです。それらは、アセン構成による攻略の変化に主軸に起きつつも、最適なアクションによって乗り越えていくところに該当しています。またボス戦においては「敵の攻撃における微かな予兆を掴み攻撃する」要素も入っています。
マルチプレイ要素については「オンラインアリーナ」として対戦を実現。また「エンブレム」に関しては、自作「エンブレム」の交換も前作に引き続き可能であり、今後の情報公開を楽しみにして欲しいとも語ります。
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このインタビューでは、2017年に「このまま終わらせるつもりはない」と宣言したことに触れつつ、これまでのフロム・ソフトウェアで培った経験や知見、ノウハウを『アーマード・コア』と掛け合わせた新しいアクションゲームとして開発していると述べて終了しました。
『アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン』は、PS5/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S/PC向けに2023年発売予定です。
¥7,918
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)