コーエーテクモゲームスは、今冬グローバルリリース予定のPC(Steam/FLOOR)/iOS/Android向け海洋冒険シミュレーションRPG『大航海時代 Origin』について、事前予約受付を公式サイトにて開始しました。
本作は、16世紀の「大航海時代」を舞台に自分だけの艦隊で探検や戦闘、交易など多様なコンテンツを自由に体験できる作品。『大航海時代2』と『大航海時代 外伝』を原作にした本作では、海洋探検家「ジョアン・フェレロ」や私掠海賊「オットー・スピノーラ」など、シリーズキャラクターも登場します。
また、2023年1月13日に発売日延期を発表しましたが、ユービーアイソフトの『スカルアンドボーンズ』は、17世紀末のインド洋を舞台に一攫千金を目指す海賊たちを主役にしたアクションアドベンチャーで、こちらも海洋もののジャンルとして期待がかかる作品です。
本稿では、新作も次々発表されている航海ジャンルから「海賊」に特化したオススメゲームを紹介。PCを中心に展開してる作品から、定番はもちろん、海賊プレイも用意されている名作戦国アドベンチャーまで、さまざまなジャンルから紹介していきたいと思います。
『Sea of Thieves』
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『Sea of Thieves』はレア社が2018年3月20日に発売した海賊アドベンチャーです。2020年にはSteamでプレイできるようになり、他機種版とのクロスプラットフォームにも対応しています。プレイヤーはオンラインの海域を舞台に、宝探しやクエスト、NPCやプレイヤーとの海戦など、さまざまなプレイを楽しむことができます。
本作の魅力は何と言ってもプレイの自由度。島々を巡る冒険や強敵との戦いを楽しんでも、用意されたストーリークエストに挑んでも、なんなら出航せずに島で楽器を演奏して遊んでいてもいいのです。ゲーム側から提供される「遊び方」は非常に多彩で、プレイヤーはその中から遊ぶ目的を見つけ出して気ままな海賊ライフを楽しめばいいのです。
海戦では穴が空いた船を修理したり、水をバケツでかき出したり、砲撃したり、ご飯を食べて回復したりと、勝利のためにやるべきことがたくさんあります。苦労して冒険や海戦で手に入れたお宝を島に持ち帰り、宝箱や宝石などを商人まで運ぶ瞬間が、最高に海賊らしさを感じて大のお気に入りです。
豊富なアップデートも魅力の、海賊ものとしての定番作品です。あの「パイレーツ・オブ・カリビアン」とコラボしたクエストもありますよ。
『Tempest: Pirate Action RPG』
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海賊船の船長として生活するオープンワールドアクションRPG。プレイヤーは用意されている海域内で交易や戦闘、クエストを行って名声やお金を稼いで船を強化していきます。古地図のような移動画面と3Dの海戦など、シンプルにわかりやすく遊びやすい操作性の作品です。
海には海賊船や幽霊船、海の怪物などの強敵が目白押しです。プレイヤーは大砲だけでなく、アーティファクトと呼ばれる魔法のような攻撃も可能で海戦は派手に展開されていきます。接舷した白兵戦ではTPS視点でのアクションも楽しめます。
用意されているクエストも豊富で、船のカスタマイズや派閥との関係など要素も充実。日本語翻訳の精度はあまり良くないですが、親切なガイドもあるので、混乱せずにプレイできると思います。
『Captain Bones』
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ソロ開発者のSaygın Karahan氏が手がけるオープンワールド海洋冒険アドベンチャー。恐るべき呪いをかけられている主人公が、一人の海賊からやがて誰もが恐れるような偉大なキャプテンを目指すのが目的で、サバイバルやクラフト要素がすこし強い作品です。
独特なグラフィックは世界観との相性がよく、素材を集めるために世界を冒険しているだけでも割と楽しめます。また、航海や海戦、白兵戦などの要素にもかなり力が入っています。早期アクセスなのでストーリーなどはまだ未完成ですが、サバイバル海洋ものとしては十分な魅力を感じます。
なお、本作の体験版『Captain Bones: Prologue』も配信中。少しだけ操作に癖があるので、まずはこちらで雰囲気をつかむのがいいかもしれません。
『Assassin’s Creed IV Black Flag』
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2013年に発売された『アサシンクリード』シリーズです。舞台となるのは18世紀初頭のカリブ海で、後に伝説の海賊と呼ばれる主人公・エドワードの物語が描かれます。アサクリシリーズとしてのアクション要素だけでなく、海賊ということもあり海戦要素に力を入れている作品です。
“エドワード・ティーチ(黒髭)”など実在の海賊をモデルにした魅力的なキャラクターも登場。さまざまな勢力や人物たちが織りなす思惑、遺跡や海底をめぐるお宝探しなど、ストーリーも冒険要素も魅力的です。もちろん、アサクリシリーズらしく、現代と過去の描写もしっかりと描かれています。
島や港などの細かな描写も素晴らしく、街の喧騒や聞こえてくる歌など、活気の伝わってくる描写が雰囲気抜群。シリーズとしてもかなり操作が洗練されてきている時期なので、今プレイしてもストレスを感じずにプレイできると思います。