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待望の新モデル「ASUS ROG Phone 7」シリーズがお披露目!“ゲーミングスマホ”の着実な進化を感じる強力外付けクーラーも

以前から噂されていたASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 7」シリーズがいよいよお目見え。本稿では通常モデルに注目して紹介します。

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待望の新モデル「ASUS ROG Phone 7」シリーズがお披露目!“ゲーミングスマホ”の着実な進化を感じる強力外付けクーラーも
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以前から噂されていたASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 7」「ROG Phone 7 Ultimate」がいよいよお目見えです。

今作ではより徹底された発熱対策が施され、長時間のゲームプレイに臨めるようになっているとのこと。さらに強力なプロセッサーも採用され、ある意味で円熟期を迎えたゲーミングスマホの「今」を表すような出来栄えになっています。

そんな新作を、今回は「ROG Phone 7」に絞りながら解説していきたいと思います。

プロセッサーはSnapdragon 8 Gen 2

「ROG Phone 7」

6.78インチAMOLEDディスプレイを持つ「ROG Phone 7」は、プロセッサーにSnapdragon 8 Gen 2を採用しています。

前作「ROG Phone 6」のプロセッサーはSnapdragon 8+ Gen 1でした。この両者を比較すると、CPU性能では15%、GPU性能では20%、電力効率では15%と、どちらもSnapdragon 8 Gen 2が上回っています。

しかしそれ以上に重要なのは、発熱性です。

Snapdragon 8+ Gen 1の前世代に当たるSnapdragon 8 Gen 1は、熱を発しやすいプロセッサーとして知られていました。プロセッサーも人間と同様、あまり熱を持ってしまうと休憩しなければならなくなります。温度を下げるために機能の一部を自動的に抑制してしまうため、ゲーミングの快適性にも支障が出る……というわけです。

各メーカーを悩ませたこの問題ですが、Snapdragon 8+ Gen 1ではだいぶ発熱性が改善されたと言われています。そして今回の「ROG Phone 7」に採用のSnapdragon 8 Gen 2は、さらに扱いやすいプロセッサーになっているという話が見受けられます。

しかし、だからといってスマホ開発陣はこれ以上の発熱問題をしなくていい……というわけではありません。

発熱対策と防塵防水性能

「ROG Phone」シリーズの伝統、それは「窒化ホウ素」です。

熱伝導性に優れたこの素材をメインボードの下に置き、さらにそこからベイパーチャンバーグラファイトシートに熱を伝わらせることで結果的にプロセッサー周囲の温度が下がっていく……という仕組みになっています。

他のメーカーのゲーミングスマホではメインボードの上に強制冷却ファンを搭載したりということもあるのですが、「ROG Phone」シリーズでは(今作も含めて)そうした機構は採用しません。では、冷却ファンを設けないことでどのようなメリットがあるのでしょうか?

最も大きなメリットは「防塵防水性能を獲得できる」ということです。

「ROG Phone 7」の場合は「IPX4 Splash Resistance」という表現になっていますが、これは実質IP54相当とのこと。つまり水飛沫だけでなく多少の粉塵なら問題ない、というわけです。おおっ、凄い!

ただしそうは言っても、1時間以上のガチゲーミングを実行するのであればやはり冷却ファンは欲しいところ。そこで「ROG Phone」シリーズでは「AeroActive Cooler」という外付け冷却ファンを用意していますが、「ROG Phone 7」登場に合わせてこちらも進化しています。

外付けファンはタッチパネルの冷却も!

「ROG Phone 7」+「AeroActive Cooler 7」

今回の発表に当たり、筆者が「本当はこれが主役ではないか?」と思っているのが「AeroActive Cooler 7」です。

「ROG Phone 7」の背面に設置し、ファンを回すことで最大25度の温度低下を実現する……という点は前作「AeroActive Cooler 6」とほぼ同様。ところが「7」では背面だけでなく、タッチパネルの温度を最大8度下げることができるフロントノズルも搭載。前面も冷却してくれる外付けファンというのも、なかなか珍しいのではないでしょうか?

しかも、これ自体がスピーカーになっていたりもします。なんとサブウーファーと3.5mmイヤホンジャック挿入口も内蔵。てか、これはもう単なる「冷却ファン」じゃないですよ!?

ガチのバトロワゲームに最適!

筆者がもうひとつ気になっているのは、Samsung製AMOLEDディスプレイの性能。

解像度は2448×1080、最大リフレッシュレートは165Hz、タッチサンプリングレートは720Hz、輝度は1,500nitsで、実は輝度以外は前作「6」と同水準。実はこのあたり、他のメーカーでは前作より最大リフレッシュレートを落としている場合も見受けられたため、筆者としては「ROG Phone 7もどこかでスペックダウンさせるんじゃないか?」と少し心配していました。結果としては、無用の心配だったようです。まずは一安心!

本体側面にある超音波タッチセンサーの機能「AirTrigger」も健在で、ガチのスマホバトロワゲームにはもってこいの1台となっています。

現状、実機を使った試遊やレビューはこれからというところですが、いやー、とにかくこの製品で遊んでみたい! というわけで、「ROG Phone 7」のレビュー記事はもう少しお待ちいただければと……。

「ROG Phone 7」スペック概要

  • プロセッサー: Snapdragon 8 Gen 2

  • ディスプレイ: 6.78インチ / 2448×1080 / Samsung製AMOLEDディスプレイ / 最大リフレッシュレート165Hz / タッチサンプリングレート720Hz

  • カメラ:メインカメラ(5,000万画素) / 超広角 / マクロ / フロントカメラ(3,200万画素)

  • バッテリー容量:6,000mAh

  • RAM/ROM: 16GB/512GB

  • サイズ/質量: 173 x 77 x 10.4 mm、239g


《澤田 真一》

ゲーム×社会情勢研究家です。 澤田 真一

「ゲームから見る現代」をテーマに記事を執筆します。

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