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1996年の第一作目からリブート作品を含む現在まで総販売本数が8,800万本に達成するなど、世界中で根強い支持を集める人気アクション・アドベンチャー『トゥームレイダー』シリーズですが、1997年発売の2作目『トゥームレイダー2』を象徴するとあるキャラクターが「非常にギリギリ」のタイミングで追加されたことが開発者のインタビューで明らかになりました。
『トゥームレイダー2』はデベロッパーCore Designが開発し1997年に発売されたシリーズ2作目で、伝説の秘宝「ザイアンの短剣」を巡り、トレジャーハンターのララ・クロフトがチベットやベニス、南極大陸など危険と謎に満ちた世界を駆け回ります。
"冷蔵庫に閉じ込められる"「名物執事」は当初存在しなかった
『トゥームレイダー2』には本編に加えて、チュートリアルステージである「ララの家」を遊ぶことができますが、ララ・クロフトの屋敷に仕える老執事・ウィンストンは、本作のプレイヤーにとって特に印象的です。忠実な執事であるウィンストンは飲み物を携えながら、ララを見守るためなのか、広大な屋敷のどこもででもプレイヤーについてきます。彼から逃れようと、屋敷内にある大きな冷蔵庫に誘導し、脇にあるスイッチを押して閉じ込めてしまったプレイヤーも多数いることでしょう。
そんな名物執事ですが、当初ゲーム内には登場する予定はなかったようで、完成間近にアニメーターJocelyn Charmet氏の「思いつき」によって提案され、「ウィンストンはゲームに追加するのが非常にギリギリだった」とリードプログラマーのGavin Rummery氏が「retoro GAMER」のインタビューで明かしています。
さらに、氏はプレイヤーが執事を閉じ込めてしまう行為をまったく想定しておらず、冷蔵庫を追加したのは悪意があったわけではない、と語っています。
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