高速で空を駆けるグラップアクション『GRAPPIN(グラパン)』
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2012年から東京住まいだというゲームクリエイター・Ahmin Hafidi(アミン・ハフィディ)氏の個人制作による主観視点のアドベンチャーゲームで、Steamですでに配信中です。
遺物である「グリップ」を手にしてしまった主人公が、本来あるべき場所である「グリップ祠」に戻すため、厳しい自然を乗り越えていくグラップアクションとなっています。
試遊範囲では敵は一切登場せず、ミスする要因は谷底などへの落下のみ。グラップの楽しさ一点突破のゲームです。横(斜め上方)へ移動するばかりでなく、細長い岩の柱などは上へ上へとグラップを放つことで垂直に登れたりもします。
ハフィディ氏は『メトロイドプライム』の大ファンとのこと。『GRAPPIN』を同作で例えるなら「グラップリングビームでひょいひょいと移動する要素をひたすら楽しめるゲーム」と言ってもいいかもしれません。
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開発者コメント
『GRAPPIN』は私が個人で手がけた初のインディーゲームです。「1人で制作できる現実的なラインはどこか、少ない要素でいかにゲームを成り立たせるか」を考えて作りました。私は『メトロイドプライム』が大好きなので、このゲームは私からの(メトロイドプライムへの)ラブレターのようなものでもあります(笑)。
ノスタルジック+SFな『Recolit(リコリット)』
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「明かり」を頼りに物語を進める、ドット絵謎解きアドベンチャーゲームです。主人公は、どこかの星に不時着した宇宙船から降り立った宇宙服姿の人物。
主人公は地球人に見えますし、不時着した星も地球に見えますが、そうした詳細は語られません。大小さまざまな謎をはらんだまま、ノスタルジックな雰囲気の物語が紡がれます。
主人公は宇宙服を着たまま進んでいきますが、行く先々で待つのは浜辺でする市販の花火や、学校からの帰宅途中によるコンビニなど、なんでもない日常の風景ばかり。
主人公はその光景に何を感じるのか。そしてプレイヤーは何を見出すのか…消灯した暗い部屋でまったりとプレイしたいゲームになりそうです。
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開発者コメント
『Recolit』というタイトルは「再び」を意味する「Re」、「"Co"llect」、lightの過去系である「lit」を組み合わせた造語です。私はゲームで遊ぶと本筋よりミニゲームやサブクエストなどに夢中になってしまうタイプで、そうした"ちょっとした楽しみ"が続くようなゲームにできれば、という思いで制作しています。ストーリーは意図的に語りすぎないようにしていますので、遊んでくださるみなさん自身の思い出などをあてはめながら自由に解釈して楽しんでもらえたらと思います。
音の暴力でポップにサツリク!『Death The Guitar』
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「Indie Games Connect 2023」と併催された「Indie Games Contest 学生選手権」授賞式で最優秀作に輝いた横スクロール2Dアクションゲームです。
持ち主を殺されて怒り狂ったエレキギターを操作して憎き人間を蹴散らしていくのが目的で、操作は移動+ジャンプ・攻撃の2ボタンというシンプル設計。
攻撃は自らの体から発せられる音で行いますが、アンプに隣接した状態で行うと音が増幅されて攻撃が遠くまで届いたり、アンプから発生した衝撃に乗って大ジャンプや横方向への高速移動を行ったりと、ギターらしいアクションを楽しめます。
基本的に敵の殺意が高めなので「いかに接近することなくぶちコロすか」という判断力も求められるのがよいアクセントになっていると感じました。2024年中にPC(Steam)での配信が予定されています。
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開発者コメント
血しぶきを描くのは楽しいですがグロテスクな表現をしたいわけではないので、血の色はピンクにしました。ポップでサイケなビジュアルにできたのではと思います。僕は『クラッシュバンディクー』でそのゲーム独特の物理法則に自分を合わせていく楽しさとパラメータの設定次第でゲーム体験がいかようにも変わることを学び、『Celeste』で短いサイクルで試行錯誤を繰り返す楽しさを学びましたので、それが本作に活かされている面もあると思います。ビジュアル的な面では『ダンガンロンパ』にも影響を受けています。
専門学校生が手がけたSF対戦アクション『光芒のファルシオン』
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最大8人までのオンライン対戦に対応した3Dアクションゲームです。弱攻撃→カウンター→強攻撃→弱攻撃…という3すくみを採用した白兵戦や、ワイヤーアクションによる高速移動、キャラのカスタマイズ要素、仮想空間を舞台にしたSFタッチの世界観などさまざまな要素が作り込まれており、キャラクターのアクションも軽快でした。
「ゲームクリエイター甲子園 2022」に応募されて多くの賞を受賞され、本イベントでも「ゲームクリエイター甲子園」ブースで出展されていました。専門学校HAL東京の学生たちが卒業制作として取り組んだ作品だということもあり、今後正式に配信されるかどうかは不透明であるとのことです。
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