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2023年4月30日、コナミデジタルエンタテインメント主催によるインディーゲームの展示・即売会『Indie Game Connect 2023』が開催されました。本稿では、プレイアブル出展されていた『Deep Death Dungeon Darkness』の試遊レポートをお届けします。
死にゲーなのにパーマネントデス!?
Steamストアページも公開されている本作は、YouTuber/個人ゲーム開発者であるヨウスコウTV氏の個人制作によるローグライク×ソウルライクアクションゲームです。
体力・スタミナ・MPを示す3色のバーが印象的な画面構成からも分かるように『ダークソウル』シリーズの影響を色濃く持つ作品ですが、前述したとおりローグライクの性質も持っているのでダンジョンはランダム生成、死ぬと所持品のすべてを失うというシビアさが特徴です。
今回の試遊では、決まった構成のダンジョン、固定されたドロップアイテムでの試遊となりました。プレイヤーキャラのアクションは攻撃のほかにガード、パリィ、回避があり、武器は剣、刀、両手で持つ槍、弓、魔法などが確認できました。この辺は『ダークソウル』に触れたことがある人なら瞬時になじめるでしょう。
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反対に『ダークソウル』と大きく異なると感じたのは、キャラクターが比較的軽快に動くことです。さらに、敵の攻撃も追尾性能が高くなくローリングで回避しやすいので、2体用意されたボスのうち強い方を初見でも倒せました。
筆者は『ダークソウル』シリーズを遊ぶ際、大盾でガッチガチに守りを固める"ガン盾"をしないとロクに進めない程度のウデマエなので、今回試遊できた範囲にかぎっていえば、かなり遊びやすい難度だといえそうです。
とはいえ、ローグライトでもあるので不慣れな武器で戦わなければならない局面も数多く発生するはずです。さらにダンジョンがランダム生成されるとなると、プレイヤーを襲うためだけにじっと息をひそめ続けている敵(実際、本作にもそういう敵がいました)もいつどこで襲ってくるか分からないわけで、独自の緊張感も味わえそうです。
また、いわゆるロックオン機能もチュートリアルでは「心眼」という言葉が使われており、目に見えない敵もロックオンだけはできることが確認できました。ロックオンでの索敵も重要な要素になりそうです。
後半戦は別ゲーのようなスタイリッシュアクションに!
ブースにはヨウスコウTV氏ご本人がいらっしゃったので、少しお話もうかがってみました。
――Unreal Engine 5を使い、個人で制作されていると聞きました。
素材は既存のアセットなんですけどね!今はまだビジュアルが『ダークソウル』そのまますぎるので、もう少し差別化をしたいなとは考えています。
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――ソウルライクとしては、アクションが軽快で遊びやすいと感じました。こうしたキャラの挙動は意識されたのですか?
重さを感じさせる動きはシンプルに難しい…という事情もありますが、実はそれ以外の理由もあります。本作は、こちらのアクションも敵の攻撃も、ものすごい勢いでインフレしていくゲームなんです!
――と、いいますと?
既存のタイトルで例えますと、序盤は『ダークソウル』のように感じられるかもしれませんが、後半になるにつれ『デビル メイ クライ』のような軽快かつ爽快感があるアクションになっていく予定です。
――"ひと粒で二度おいしい"ゲームになるわけですね。ところで、本作のタイトルはDが強調されていて略称は『DDDD』になるのだろうと思いますが、なんと読めばいいですか?
「ディーディーディーディー」でも「ディーフォー」でも、お好きな読み方で大丈夫ですよ!
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