Twitterの最高経営責任者であるイーロン・マスク氏が、数年間まったく活動のないTwitterアカウントを削除していくことを発表しました。
故人やサービス終了作品……ゲーム業界への影響は
この措置が適用されると、数年間活動のない休眠アカウントが削除されていくものと思われます。この措置の目的はTwitterのハンドル(ID)の枠を放置されたアカウントから開放することを目的としています。
この措置によるゲーム業界への影響も考えられます。例えば、『Dの食卓』『エネミー・ゼロ』で知られる飯野賢治氏(@kenjieno)や、『EVE burst error』『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』で知られる菅野ひろゆき氏(@YukihiroKenno)など、すでに亡くなっている著名クリエイターのアカウントが見られなくなる可能性があります。
加えて、サービスが終了して時間が経過した作品や、TwitterのAPI有料化に伴い停止したBOTアカウント等も見られなくなる可能性もあり、過去ツイートを遡れなくなることも考えられます。
完全に消えるわけではなく、アーカイブされるとも
一方、完全にデータが消えてしまうわけではないようです。『DOOM』や『Wolfenstein 3D』、そして「Oculus」を支えたことで知られるジョン・カーマック氏による懸念の表明と再考を促すリプライに対し、マスク氏は「アカウントはアーカイブされます」と回答しました。
マスク氏の主張を信じるとすれば休眠アカウントのツイートが完全に失われることはないと思われます。しかし、現時点ではアーカイブされたツイートを一般ユーザーが閲覧できるかは不明であるため、今後の続報が待たれます。