
差し押さえの対象となったアイテムや行政機関が所有している財産が出品されている「官公庁オークション」に、意外なアイテムが出品されていると注目を集めています。
◆「官公庁オークション」には、おもちゃやゲームも出品
「官公庁オークション」とは主に2つの種類のアイテムが出品されています。ひとつは税金などを滞納した者から差し押さえた財産。この落札代金は未納税金などの支払いに充てられます。もうひとつは、各行政機関が所有している財産。こちらの落札代金は実施行政機関の歳入となります。
このなかには一般的なオークションサイトのようにカテゴリ分けされており、なかには「おもちゃ、ゲーム」カテゴリも。実際に落札されたもののなかには、スーパーマリオ25周年仕様の「ニンテンドーDSi LL」本体や、昔懐かしいスーパーファミコンのソフトなどがみられます。
そのほか、ニンテンドースイッチ本体やその関連ソフトなど近年発売された、今遊びたいホットなアイテムも出品されている模様。

やや趣味が悪いかもしれませんが、出品されたアイテムから差し押さえとなった人物の趣味なども想像できます。
◆消防車も買える(買おうと思えば)
各行政機関が所有している財産については、例えば消防車やダンプカーなど、一般的なオークションサイトではあまり見られないものも出品されています。一般ユーザーが落札して使い道があるかはわかりませんが、眺めているだけでも楽しいかもしれません。

なお、著名人のサインやブランド品なども出品されていますが、これらのほとんどには「真贋(しんがん)は不明」と記載されています。本物かどうかは未知数という意味であり、購入の際には注意が必要です。

圧倒的なユーザー数を誇る大手オークションサイトに出品数では見劣りしますが、特有の魅力を持った官公庁オークション。気が向いたら覗いてみましょう。