2Dのシューティングゲームをプログラミング不要で制作できるツール、『Shooting Game Builder』がSteamでもリリースされました。同ツールを使用したデモ作品『G-Scramble』も同時に配信されています。
プログラミング不要の2Dシューティング制作ツール

本ツールは2007年頃からSB氏によって開発されたゲーム制作ツールで、『Andro Dunos II』や『Graze Counter』(新作『Graze Counter GM』はGameMaker製)、『GRAND CROSS: ReNOVATION』など、これまでにもSteamで配信されているタイトルや、同人作品など多くの場面で活用されてきた歴史があります。本ツールによって制作されたタイトルの一覧を眺めると、それぞれ2Dながらもシューティングに留まらないような、幅広いタイプの作品を形にできることがわかります。
プログラミング不要でゲームの制作ができるのが大きな特徴であり、プレイヤーやステージ、弾幕、敵やキャラクターの挙動など個別の項目を編集し設定していくことでゲームを構築できます。


Steam Deckへの対応など、Steam版では独自の機能も追加

今回リリースされたSteam版はこれまでフリーで配布されていたものとは異なった64bit版で、新機能の追加なども行われたのが特徴です。そのなかでも、実績やリーダーボード(ランキング)といった機能や、モバイルゲーミングPCであるSteam Deckでの動作にも対応するなど、Steamでの作品リリースを考える制作者や、Steamユーザーへ向けた充実のサポートが用意されています。かつての無料版ではSteamで販売されるゲームとしてユーザーなどから求められる機能、例えばゲーム内でのキーコンフィグ機能など、実現が困難だった部分もあるため、嬉しい制作者も多いのではないでしょうか。
さらに本ツールのリリースを記念し、8月25日までは20%オフの2,240円で購入可能なセールも実施中です。また、同ツールを使用して作成されたデモ作品『G-Scramble』もSteamにて配信されています。

シューティングゲーム制作ツール『Shooting Game Builder』のSteam版のツールの詳細やチュートリアルについては、チュートリアルページもあわせてご確認ください。