アメリカの連邦取引委員会(FTC)は、『フォートナイト』で“子供がクレジットカードを無断利用してしまった”保護者などを対象とした返金申請の受け付け開始を告知しました。
2022年に科されたEpic Gamesへ罰金―その一部が返金対応に

2022年12月、FTCは『フォートナイト』リリース元のEpic Gamesに対し“児童オンラインプライバシー保護法 (COPPA)の違反”、ならびに“違法な請求慣行に対する消費者への返金”として5億2,000万ドル(約710億円)の罰金の支払いを命令。この際、ダークパターンを利用して消費者に課金すること、または消費者の肯定的な同意を得ることなく課金すること、不正請求に異議を唱える消費者のアカウントへのアクセスをEpic Gamesがブロックすることも禁じています。
FTCの告知によると、今回の返金は記事公開時点でアメリカ在住『フォートナイト』プレイヤーを対象としており、一定期間内に“望まないアイテムに対しゲーム内通貨を請求された”、“子供がクレジットカードを無断利用してしまった”、“不正請求についてクレジットカード会社に異議を申し立てた後、アカウントがロックされた”場合を条件としています。また、3,700万人以上が返金の対象になる可能性があるほか、昨年に科された罰金のうち2億4500万ドル(約360億円)が今回の返金に充てられるそうです。