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東京ゲームショウ2023で、本格防音ゲームブース「GAMEBOX」のブースをチェックしてきました。東京ゲームショウの展示区画のことも「ブース」と呼ぶので「ゲームブース」という商品はちょっとややこしいのですが、ともかくその出展内容をお届けします。
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「GAMEBOX」は、いわば組み立て可能な防音室で、軽量かつ防音性が高い素材を採用としています。制作しているのは岐阜プラスチック工業株式会社。もともとは工事現場などで使う防音パネルを提供しており、そのノウハウを生かした商品がこの「GAMEBOX」なのだそうです。
「近年はボイスチャットやストリーミングなどで喋りながらゲームをプレイする人が多いから、こういう商品には需要があるのだろうな……」と思ってましたが、展示や担当者の方の説明を聞くに、この商品の大きな売りはその防音性と密閉された空間によってもたらされる「没入感の高さ」のようでした。
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まず一番巨大な「ワイドタイプ」に入ってみます。サイズを見るに、一辺がほぼ2メートルの立方体のようなものです。なかなかの巨大さで入ってみるとかなり広く感じられ、中で普通に暮らせそうなほど。東京ゲームショウの会場はかなりの騒がしさですので、中に入ると遮音効果の高さを実感できるでしょう。
確かにこの環境でゲームをしたら、なかなか没入感が高そうです。内部に換気扇もあって通気性は確保されているようでしたが、ゲーミングPCは発熱するものですし、冷房設備はどうしたらいいのだろう……と少し気になりました。
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続いて小型の「ロータイプ」。こちらはネットカフェのブースを一回り小さくしたようなサイズ感ですね。椅子から降りて地面に寝っ転がったりはできなさそうですが、日本の住環境的にはこっちのサイズのほうが需要が高そうです。ドアを閉めるとかなりの密閉感があり、TGS会場の音もかなり遮断されます。
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最後に紹介するのがこちらの「デスクトップタイプ」。これは完全に衝立のような感じで、後方はすっきり空いています。机に置くだけで設置できるという手軽さがいいですね。他の2つと比べるとかなり簡素であるにもかかわらず、この内部でPCに向かってみると会場の音がかなり小さくなって驚かされました。見た目より遮音性がかなり高いので、これなら導入も手軽かもしれません。
「GAMEBOX」は現在makuakeにてクラウドファンディングを実施中。気になった方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?
¥9,680
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)