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eスポーツという言葉が定着した昨今、あらゆるゲームジャンルにおいてプロゲーマーが誕生していきました。そういったプロゲーマー達の多くは、使用するデバイスにもこだわりを持っています。そんな中、日本有数のプロeスポーツチーム「REJECT」とオフィシャルスポンサー契約を結び、ゲーミングギアを提供している企業があります。
その企業こそ言わずと知れたソニーであり、同社はゲーミングギア「INZONE」を提供しています。そんなソニーの技術の粋を集めたゲーミングギアを「東京ゲームショウ2023」で体験できたので、本記事でレポートをお届けします。
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INZONEのブースは非常にシンプルで、PCとモニターとヘッドホンが用意されているのみでした。体験するゲームは『Apex Legends』で、モニターはINZONEのゲーミングギアのひとつ「INZONE M3」。ヘッドホンは「INZONE H9」となっていました。
早速実際にゲームギアを体験しましたが、まず驚いたのは「INZONE H9」の音と装着感でした。非常に大きな会場で人の声や他ブースのゲームの音があらゆる方向から響く環境だったのですが、「INZONE H9」は密閉性が高く、外界からの音が本当に聞こえなくなるほど。射撃音の位置や反響音がしっかりと確認できるので、音の距離感を誤解することがないのは強いアドバンテージになると感じました。
さらに大きなポイントなのは、それだけ密閉性が高いのにも関わらず、つけていて不快にならないという点です。INZONEブースを体験したTGS2023ビジネスデー初日は会場の空調が不調で、室温はかなり高くなってしまっていました。そんな状態で「INZONE H9」をつけていましたが、不快感がなく耳に汗が溜まることもありませんでした。蒸れにくいナイロン製かつ、ゆとりのある大きいサイズで作られているからこその強みでしょう。
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ゲーミングモニターである「INZONE M3」もチェック。会場自体が非常に明るいこともあって、発色具合がなかなか分かりにくくなりそう……と思っていたのですが、そのような環境でも色合いは豊か。短い体験時間ではありましたが、どのような環境でもゲーム内のオブジェクトやキャラクターをしっかり見分けられ、表現の繊細さを感じられました。
さらに「INZONE M3」では設定を細かく調整可能で、その設定をプロファイルとしてセーブすることも可能。モニターの物理ボタンを押すことなく、モニター内から設定できるようになっている点も嬉しいポイントです。設定項目は沢山あるので戸惑う方もいるかもしれませんが、慣れてしまえば“自分だけの環境”が作れますし、ライトな方でも自動設定を使えばそのポテンシャルを体感できるでしょう。
東京ゲームショウ2023でも、この「INZONE」というゲーミングギアブランドに対して並々ならぬ熱意が込められていることを肌で実感できました。「INZONE M3」「INZONE H9」はどちらも発売中の製品ですし、ソニーストアでも体験が可能なので、興味のある方は一度自分の目と耳で体感してみてはいかがでしょうか。
¥9,680
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)