ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS4/PS5向けドライブシム『グランツーリスモ7』にについて、新規収録車種、カフェのエクストラメニュー、スケープスの特集追加を含むアップデートを9月28日15 時(日本時間)より配信することを発表しました。
「新型シビック」や次世代レースマシンなど新車両追加!
今月のアップデートでも新規車種が登場し、「ガレージRCR シビック」「ホンダ シビック Type R ’22」「MAZDA3 Gr.4」が追加となります。(以下、リリースより引用。)
「ガレージRCR シビック」(サーキットアタック専用)
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JDMの流儀にのっとったサーキットアタック専用シビック。
日本の高性能コンパクトカーは世界的に人気が高く、JDM(Japan Domestic Market)というカテゴリーが成立するほどです。2017年のSEMAショーで、出展車両の中から優れたカスタムカーに与えられる「グランツーリスモ・アワード」を獲得したこのホンダ シビックも、そんなJDM流のカスタムを施した1台です。
オーナーのフィリップ・ロブレス氏は2006年にほぼノーマルの状態の1992年式EG型シビックを購入し、息子のジェシーと一緒にコツコツとカスタムを行なってきました。目的は、アメリカ西南地方にあるサーキットで、タイムアタックとタイムトライアルクラスのイベントへと参戦することでした。
2017年、アメリカでチューニングパーツの輸入販売を手がけるマッキン・インダストリーの誘いでシビックをSEMAで展示することになり、それをきっかけにさらにカスタムを磨き上げました。
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最も目立つのは、日本発のエアロブランド「PANDEM(パンデム)」のワイドボディキットとフロントスプリッター、リアウィング、そして、同じく日本発のチューナー「ジェイズレーシング」製をベースとした迫力のカーボンボンネット。インテリアは内装を綺麗に剥ぎ取ってロールケージを張り巡らせ、シートは完全なバケット型です。
エンジンは、ホンダのK24型直列4気筒へとスワップ。2017年のSEMAショー登場時は自然吸気でしたが、のちにターボ化をはじめとしたチューニングを実施。大幅なパワーアップを果たしています。トランスミッションは、K型向けのクワイフ製5速シーケンシャルミッションを組み合わせています。ブレーキは前後ともにブレンボ製キャリパーを備える大容量のシステムへとアップデート。
もちろんサスペンションもサーキット仕様です。
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「ホンダ シビック Type R ’22」
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走りの一体感を重視。11代目シビックに加わった伝統の「R」。
シビックとしては11代目となる「爽快シビック」ことFL型のワールドプレミアから1年3ヶ月後の2022年9月に発表されたのが、この6代目シビック Type Rです。
ベースとなったのは5ドアハッチバック。従来の標準モデルと比べると、いかにもチューニングカーのようだったスタイリングとは決別し、前後の空力パーツの追加や前後フェンダーの拡大などスポーツモデルとしての必然を満たしながら、シンプルで大人っぽいデザインとされています。
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パワーユニットはType R専用といえる2L直4ターボのK20C型を踏襲しつつ、ターボチャージャーの刷新などにより、先代より10PS高い330PSの最高出力と、2.04kgfm 大きい42.83kgfmの最大トルクを発揮。エンジンのECUの制御マップなどを緻密に設定することで、アクセル開度に対するレスポンスを高め、トルクの立ち上がりを早めています。
サスペンションは、2015年発表のFK2型シビック Type Rでの初採用以来、進化を続ける4輪独立制御のアダプティブ・ダンパー・システムを採用。このFL5型ではロール/ピッチ制御にバネ下加速度も加味した制御を行なうことで、サーキットのような滑らかな路面でも一般の荒れた路面でも、同じように一体感とダイレクト感のあるハンドリングを味わえるようなテイストの追求が図られました。
またスマートフォンアプリと連動することで、走行データのチェックや走行映像のシェアなども可能となり、走っていないときでもType Rの世界を楽しめるようになりました。
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「MAZDA3 Gr.4」
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内燃機関の可能性を探る。次世代バイオディーゼルで走るレースマシン。
MAZDA3 Bio conceptは、2023シーズンのスーパー耐久レースを走らせて実証実験をするために開発された、次世代バイオディーゼル燃料を使用するレーシングカーです。
カーボンニュートラルと走る楽しさをしっかり両立させるべく2021年から走らせていた、Bio concept デミオ/MAZDA2 Bio conceptの後継といえるクルマで、自動車メーカーによる開発車両専用クラスともいうべきST-Qクラスにエントリーしました。
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MAZDA3 Bio conceptがそれまでのものと異なるのは、ユーグレナから提供を受ける、廃食物油を原料にした100%次世代バイオディーゼル燃料のサステオを使用することです。搭載する2.2LのスカイアクティブDエンジンは、市販されている軽油と分子構造が同じという燃料で、45.89kgfmのトルクと240PS~260PSといわれるパワーを発揮しています。
車体にも当然ながら手が入っています。軽量化を図るべく、エンジンフードやルーフなどにCFRPと天然繊維を用いたハイブリッド素材を採用。また、エアロダイナミクス向上に向け、前後のフェンダーを拡大やフロントスポイラー、リアウィング、サイドスカートを新設しています。
なお、収録車両となるMAZDA3 Gr.4は、MAZDA3 Bio concept スーパー耐久仕様車をモチーフとした「グランツーリスモ」オリジナル車両となっています。
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エクストラメニューや「日産」関連スポットの追加も!
さらに今月のアップデートではカフェのエクストラメニューに「ポルシェのスーパーカー」と「GR」の2種類が追加されたほか、スケープスには日産の関連スポットに新たに29項目のスポットが追加されました。
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