スクウェア・エニックスは、2024年4月25日にリリース予定のPC/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/iOS/Android向け新作RPG『サガ エメラルド ビヨンド』の最新情報を公開しました。
8年ぶりの「サガ」完全新作
「サガ」シリーズ8年ぶりの完全新作となる本作では、多様な種族が住む17の世界を舞台に、6人5組の主人公たちが冒険を繰り広げます。シリーズ最大の分岐数とされる本作。プレイヤーの選択が物語に影響を与えるだけでなく、一人の主人公をクリアすることで、他の主人公の物語にも変化が現れます。
また、戦闘では“ひらめき”や“連携”、“陣形”と言ったおなじみの要素はもちろん、今作独自の“タイムラインバトル”が登場。各システムやそれぞれの種族が持つ特徴を活かすことで、より高度な戦略性のあるバトルが楽しめるようになっています。
BGMはお馴染みの伊藤賢治氏の書き下ろし約50曲を収録。「サガ」シリーズ20作目にふさわしい、これまでのシリーズの枠を結集して作られる、まったく新しい「サガ」になっています。
今回情報が明らかになったのは、2人の主人公「御堂綱紀(みどうつなのり)」「アメイヤ アシュリン」の物語。さらに、冒険を助ける心強い仲間たちやワールド、バトルシステムの一部も紹介されています。

御堂綱紀の物語
◆結界を守護する「クグツ」使い
「五角堂」を中心に、古風な街並みが広がる世界「ミヤコ市」の名家・御堂家の血筋。意志を持つ「クグツ」を操る力を持つ。
先の大戦で旧体制とともにミヤコ市の霊的秩序も崩壊し、様々な怪異現象が発生するようになった。失われた霊的支配力を回復するための異界探査計画「カテドラル計画」に選抜された綱紀は、クグツとともに四神の力を手に入れる旅に出る。
◆「クグツ」とは
クグツと呼ばれる人形仕掛け。「気」を纏うことで、仕掛けが動く仕組み。気はクグツと一体となることで、独自の人格となり、普通の人間のようにクグツ使いと会話する。
クグツを使うには、その能力をクグツに示す必要があり、誰もが出来るわけではない。また、人間的な信頼関係も必要となる。時代を超えて存在してきたため、言葉遣いなどは現代に適応している。
◆御堂家のクグツたち
・ムサシ
剣豪ムサシは二刀を操ったという伝説の剣士。その時代の御堂家の者が、ムサシの気をクグツに写し取ったものだろう。御堂家のクグツの中でも最強の戦闘力を持つ。
・コマチ
歌人コマチは言霊を自在に操り、時の人々の心を捉えた伝説の歌人。その時代の御堂家の者が、コマチの気をクグツに写し取ったものだろう。御堂家の全盛期にクグツ化されたと思われ、過去に関する知識は現代の御堂家の人々を遥かに凌ぐ。
・スクネ
相撲の開祖とも言われるスクネ。その足技で対戦相手を蹴倒し、踏み殺したとさえ言われている。その時代にはまだ、御堂家は勃興しておらず、どのようにしてスクネの気がクグツに写し取られたのかは全くの謎である。御堂家のクグツの中でも謎の多い存在の一体。
・ボウ
銃の名手だったらしく、性能の低い昔の銃で狙撃を生業にしていたらしい。
多くの武将が彼の銃弾に倒れたようだが、武将の名誉に関わるので記録に残っている物はほとんどない。時の権力者を狙撃して失敗し、捕えられて刑死した。死の間際に気が採取され、クグツに写し取られた。そのような経歴にも関わらず、ボウのクグツは陽気だ。
アメイヤ アシュリンの物語
◆正体を隠し小学生として暮らす見習い魔女
魔女の統べる世界「プールクーラ」から卒業試験でミヤコ市を訪れた見習い魔女。
ミヤコ市では小学6年生の「泉ゆめは」として使い魔猫のロロと暮らしていたが、正体不明の男にほぼ全ての魔力を奪われてしまう。はたしてアメイヤは魔力を取り戻し、卒業最終試験に合格できるのか?
◆アメイヤに仕え、支える者たち
・ロロ
アメイヤの使い魔。卒業試験に使い魔としてついてきた。実は、アメイヤの母親の代から、いやもっとずっと以前から彼女の家系の魔女の使い魔として過ごしてきた。独自の強い魔力を持ち、飼い主以外とも会話できるが普段は能力を極力見せない。ミヤコ市に来てからは、こちらのネコの特徴に影響を受けて、色んな刺激に敏感になっているようだ。
・加藤忍
アメイヤを護るため、また監視するためにプールクーラから送り込まれた従士。
魔女の言うことには絶対服従。加藤忍は当然、ミヤコ市での名乗りで、プールクーラでは従士1541-3837である。忍という名は、ニンジャという存在にシンパシーを感じて選んだらしい。
◆アメイヤを助ける者
・ヴァッハ神(コピー)
魔術の女神と名乗る謎の存在ヴァッハ神。危機に陥ったアメイヤを助け、探索魔法(エメラルドバインド)を授ける。連接世界の魔法バランスを護るために戦っているというが、正体は不明。ヴァッハ神のコピーらしい。コピーなので、能力は数段落ちるが、魔術の女神らしい能力は発揮する。ただし、性格は完全にコピーに失敗していて、女神らしさは微塵もない。
仲間に出来るキャラクター
・リタ
魔女世界プールクーラの青の魔女。気は強く、上から目線。連合国の首都キャピトルシティで見かけたという情報がある。英春菊という名のジャーナリストだというが、それがリタの卒業試験中の姿なのかどうかは定かでない。
・黄の魔女ウィルマ
魔女世界プールクーラの黄の魔女。あっけらかんとした魔女だが、心の中では自分がゴーレムではないかと疑い、悩んでいる。喋り方が独特。
・赤の従士
赤の魔女に仕える従士。専門技能は暗殺。少々ボケキャラな所もあるが、暗殺の腕は確かだ。
・若七緒美
ミヤコ帝大の一年生。綱紀の後輩。新港の貿易商の娘でお嬢さん。だが、欲しいものは自分で稼いで手に入れろ、という家の方針で、お小遣い稼ぎのためにバイトに勤しむ毎日。そのせいもあって、パッと見は地味。
・グルマン
主人公が世話になるトプの息子。元気で生意気、美味しいものが大好きな小モグラ。
ワールド紹介
◆歴史ある古都「ミヤコ市」
歴史ある古都。そこにも目に見えない危機が迫っている。
だが、この地には人々に知られることなく戦い続けてきた者たちがいる。
◆魔女住まう「プールクーラ」
魔女の国。そこでは魔女たちが魔法で気ままに暮らしている。
だが、世界は均衡を求める。
魔女の自由と引き換えに、彼女たちは過酷な運命と向き合うことを要求される。
◆愛しきあなぐら暮らし「コルディセップ」
あなぐら暮らしも悪くない。
愛する家族がいればなおさらだ。
今日も大きなミミズをお父さんが捕まえてくるのを、子供達が待っている。
バトルシステム紹介
◆多彩な種族
・人間
人間は最もオーソドックスな種族で、ほぼ全ての装備が使用でき、大半の技・術も扱える。
バトルによって成長していき、シリーズおなじみの「ひらめき」で新たな技を覚えながら成長していく。さらに人間は「我流技」という人間だけの技もひらめき、使用できる。
・クグツ
クグツも人間と同じく様々な装備が可能だが武器は1つしか装備できず、技をひらめく事も出来ない。
代わりに戦闘中に他者が使った技を「写し身」によってコピーし習得する。また、敵を倒すと入手できる「ソウル」を装備することができ、装備したソウルに「ソウル技」が宿っていた場合その技を使用できる。
・モンスター
モンスターは他種族と異なり、爪や毛皮などの生まれ持った武器防具を装備しているため、アクセサリーのみ付け替えができる。
生まれ持った武器防具にバトルで倒したモンスターを吸収することで様々なモンスター技を操る事ができる。モンスター技は1つの装備に1つまでしか吸収できないため、解き放つことで新たな技と入れ替えられる。バトル中に解き放つとHPと引き換えに威力が高まる。
またモンスターの様に、倒したモンスターを吸収し技を使用できる「魔具」という装備品もあり、魔具を装備できる「魔具使い」が他の種族の中にも存在する。
◆武器種
・片手剣
片手剣には長剣、細剣、短剣、そして斧が分類されいずれも汎用の片手剣技が使用できる。それに加えてそれぞれ長剣技、細剣技、短剣技、斧技といった武器種ごとの技が使用できる。
長剣技は素早く行動できる技が多く、細剣技は多様な属性攻撃を持ち、短剣は敵からの狙われやすさ(ヘイト)が上がりにくく、斧は威力が高いぶんやや命中率が下がるといった特徴があり、同じ片手剣の中でも好みや作戦、育成計画などに合わせて幅広い選択が可能となっている。
また、特殊な条件を満たしていると二刀技や剣と銃を組み合わせた技も使用可能になる。
◆術
術はメカ以外の種族が使用でき、五行(木、火、土、金、水)の属性を持ち、発動前に詠唱ターンが必要になる分強力な全体攻撃や、状態異常などを狙いやすい。
術を覚えていくためにはそれぞれの属性の術を使用する必要があり、1つも術を覚えていないキャラの場合は術を使用可能にする装備品を装備して術を使用し、習得せねばならない。
◆リザーブ技
敵や仲間の技・術をきっかけに発動する技を「リザーブ技」と言います。
インタラプト・カウンター・プロテクト・フォロー・チェイスの5タイプがある。リザーブ技はタイムライン上では「???」と表示される。敵が???となっている場合はリザーブ技に注意が必要。敵のリザーブ技に対しては「リザーブ解除」の特性を持つ技で無効化することで安全に攻撃を行える。
・インタラプト
インタラプト技ごとに設定された攻撃属性にのみ反応して発動し、相手の行動前に割り込んで行動する。
インタラプト技は相手がそのインタラプト技に対応した属性の行動を選択していた場合に使用可能で、自分の行動順に関係無く相手の行動前に割り込んでインタラプト技が発動する。
・カウンター
カウンターは相手の攻撃を無効にしつつ強力な反撃が出来る攻防一体の強力な行動。ただし自分が相手からの攻撃を受ける必要があるため、自分に攻撃が来ない場合には1ターン何もせずに終了してしまう。
また、カウンターは攻撃を受けた際に必ず発動するものではなく、かつ全体攻撃や敵の「リザーブ解除」技には対応できないという弱点も併せ持つ。
・プロテクト
プロテクトは指定した仲間が攻撃を受けた際に割り込み、ダメージを軽減しつつ肩代わりできる。
瀕死の仲間を守る時や、全体攻撃に対して使う事でダメージを食らう仲間の数を減らすこともできる。また、自分自身への攻撃を無効にするパリイの様な物もある。
『サガ エメラルド ビヨンド』は、PC(Steam)/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/iOS/Android向けに2024年4月25日リリース予定です。