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AMDは同社の開発するフレーム補完技術「Fluid Motion Frames(AFMF)」を1月24日に正式リリースします。
プレビュー版ドライバとして公開されていましたが、いよいよ正式版としての登場となります。
フレームレートが一気に2倍3倍に!4Kレイトレ最高設定もこれで満喫だ!
フレーム間に生成されたフレームを挿入・補完することで残像を抑えつつフレームレート向上を図る本技術は、『FORSPOKEN』を使用したデモでフレームレートが3倍以上の伸びを見せるなど、フレーム補完技術の凄まじさをゲーマーにまざまざと見せつけてきました。
とりわけ超高解像度とレイトレーシングの組み合わせでは最上級のGPUをもってしても60FPSを維持できない、そんな高負荷なAAA級ゲームが増えつつある状況において画質とフレームレートの両立を可能とするフレーム補完技術は、ゲーマーにとって非常に嬉しい機能と言えるでしょう。
NVIDIAの「Frame Generation」とそれに対するAMDの「Fluid Motion Frames」、その後者がプレビュー版を脱却し、いよいよ正式版としての登場を迎えます。
ゲーム自体の対応が必須でさらに「RTX 4000番台」のみという制限もある「Frame Generation」、一方で事実上すべてのDirectX11およびDirectX12のゲームを対象に、かつ「RX 6000番台」ないしは「RX 7000番台」、加えて「Radeon 700M」の内蔵グラフィックをも対応とAMDのほうが一歩先んじた感のある印象となっています。
ゲーマーとしてはNVIDIAとAMD、互いに切磋琢磨してより技術を高めあって欲しいところです。
なお、1月24日は「Radeon RX 7600 XT」の発売が予定されています。エントリークラスながら「RX 7600」から16GBと2倍に増量されたビデオメモリが特徴となっています。もちろんAFMFやFSR3にも対応しているので、手軽にこれらの技術を体験したいという人には狙い目かもしれません。