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カプコンは、『モンスターハンターライズ』のSteam版がValveのハンドヘルドPC「Steam Deck」で動作しない不具合が生じていることをSteamニュースにて明らかにしました。
Steam DeckとLinux OSで動作しないと報告多数
不具合はVer.16.0.2.0へのアップデートに伴って生じたもので、Steam DeckのほかLinux OS上でも動作しないとの報告が、海外掲示板Reddit等で上げられています。海外メディアVGCが報道する所では、今回のアップデートでDRMソフトの導入があったといい、レビューやSNSでは不具合の原因がそこにあるのではとの意見も見られるようです。
カプコンは先日『BIOHAZARD REVELATIONS』にも同様のDRMソフトを導入したことがEurogamer等で報じられており、その際にもフレームレートの低下やクラッシュが多発していたとのこと。カプコン側も問題を認識し、アップデートを一時的にロールバックする対応を行っています。
開発チームで症状について調査中と発表
『モンハンライズ』に生じた不具合については現在開発チームで症状について調査中だとし、調査に進展があり次第改めて報告するとのことです。
なお、Steam Deck/Steam OSは以前より、Linux上で一部のWindows機能をエミュレーションないし置き換えることによってLinuxネイティブ対応ではないゲームを動作可能としていることが広く知られており、DRMやアンチチートの導入が行われたゲームが動作しないケースが様々なメディアやユーザーにより検証されています。また、先日同じDRMが導入された『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション Vol.1』などでもユーザーレビューにおいてSteam Deckで動作しなくなった旨が報告されているようです。