Amazonドラマ「Fallout(フォールアウト)」の監督ジョナサン・ノーラン氏が海外プレスイベントにて「ゲームのファンを喜ばせようとだけするのは"無駄な努力"(a fool's errand)」だと発言して物議をかもしています。一方でそれは発言の一部を抜き出したものであり、「文脈が重要」との意見も見られます。
Amazonドラマ「Fallout」の監督が「無駄な努力」発言?
「非インタラクティブ版『Fallout 5』」であるとして期待も高まっているドラマ「Fallout」ですが、監督を務めるジョナサン・ノーラン氏が海外プレスイベントにて「ゲームのファンを喜ばせようとだけするのは"無駄な努力"」と発言したとT3が報じていました。
この発言がゲーム版のファンを喜ばせるつもりはないという趣旨としてXで伝わり、物議をかもしました。その理由としてT3の記事ではノーラン氏の発言の中でも「a fool's errand(無駄な努力、骨折り損、徒労)」の部分を強調する形で伝えており、そうしたネガティブな趣旨として受け取られる一因になったと考えられます。
ノーラン氏は『Fallout 3』の熱心なファン
しかし上記のT3の記事によるとノーラン氏は自身が『Fallout 3』の熱心なファンであることを明かしており、本ドラマについても「ゲームのファンとして、私達にとって重要な要素を見つけて最高のバージョンを作ろうとしている」とゲーム版のファンにとっても前向きな発言をしています。
Amazon’s ‘Fallout’ Director Says It Would Have Been “A Fool’s Errand” For Series To Try And Appeal To Fans: “I Don’t Think You Really Can Set Out To Please The Fans Of Anything”
byu/bits_and_bytes inFallout
Redditにも「a fool's errand」発言のみを取り上げたタイトルでスレッドが立っていますが、T3の記事では前向きな発言もあったことを示す投稿や、「文脈が重要」として一部を抜き出したものだけ見て判断しないよう注意を促す投稿などが目立ちます。
発言を報じた海外メディアの伝え方によって一時は批判的な雰囲気が醸成されかけましたが、ある程度の時間が経ったこともあり、冷静な受け止められ方となったようです。
Amazonドラマ「Fallout」は4月11日に配信予定です。