日々たくさんのゲームがリリースされる現代。その分話題になる作品も多いわけですが、「どうしてこのゲームは人気なんだろう？」と思ったことはありませんか？
この連載では、ゲーマーから注目を浴びているゲームがなぜ人気になっているのかを分析します。記事を読んで、流行っているゲームに詳しくなっちゃいましょう。今回は『Hades II』をお届けします。
2024年5月7日に突如としてアーリーアクセスが始まった本作は、配信から24時間以内の最大同時接続者数が10万人を超えています。
2024年5月12日時点でも、7万人以上がプレイしており、間違いなく大ヒットコンテンツであると言えるでしょう。
『Hades II』ってどんなゲーム？ 大人気ローグライト・アクションの続編
本作はSupergiant Gamesが送るローグライト・アクションゲーム『Hades』の続編です。前作同様、ギリシャ神話の冥界を舞台に、クォータービューの画面構成で、スピーディーなアクションを堪能できる作品となっています。
今作の主人公は、前作の主人公であるザグレウスの妹に当たる不死身の王女・メリノエ。時の神クロノスを打倒する旅に出ます。彼女の動機は復讐のようで、今作も前作同様、神々の身内揉めを覗き見るストーリーになっている模様です。
ゲームループは変わらず、入るたびに展開が変わるローグライク・ダンジョンで敵をバタバタと薙ぎ倒し、冥界の神々からパワーアップを受け取ります。敵の苛烈な攻撃にダウンしてしまうと「辻の郷」という名の拠点に戻され、ここでもNPCと交流を深めることができます。充分に英気を養ったら、もう一度ダンジョン探索に出向きましょう……！
前作と同じ基本的な攻撃や回避アクションの他に、本作から敵を足止めする魔法を足元に展開できるようになっています。よりいっそうポジション取りをクレバーに行えるゲーム性になっていました。
なぜヒットした？
言うまでもなく、前作『HADES』の爆発的ヒットが原因でしょう。Steamでは現在23万件以上のレビューが付いており、全体の評価は「圧倒的に好評」です。
前作『Hades』の魅力のひとつに、個性豊かなキャラクターとの会話が存在します。多種多様なフィクションに登場する有名な神々と、何十パターンも用意された会話劇を楽しんでいると、ストーリーを進めようという欲求が高まっていきます。
また、アクション性の高さも注目点です。敵の攻撃を掻い潜りながら、剣や弓でカウンターを入れ、バフの乗った一撃を叩き込む……。ローグライト・アクションの優等生として、アクションゲーマーが求める操作性とデザインが実現できているのがこの『Hades』シリーズなわけですね。
今後も人気は継続する？
現在は早期アクセスでの配信であり、開発曰く今後もエリアやイベントなどをフィードバックを得つつ増やしていくとのことで、まだまだゲーム本編が拡張されていく模様です。
最初の大型アップデートは2024年の後半に実施され、正式リリースは年末を予定しており、それぞれのタイミングでまた同接がゴソッと増えることでしょう。
「早期アクセスからゆっくり育てていく」という現代のゲームシーンを象徴するような制作体制であり、コミュニティの一員になってゲームの成長を見守るという体験ができるので、気になる方は今のうちに買うのがオススメです！
『Hades II』はPC(Steam／Epic Gamesストア)にて早期アクセスで配信中です。
