発売16年『Team Fortress 2』開発元にチートBotへの対処を請う署名活動がスタート―既に18万以上の賛同が集まる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

発売16年『Team Fortress 2』開発元にチートBotへの対処を請う署名活動がスタート―既に18万以上の賛同が集まる

公式サーバーでの荒らし行為に留まらず、特定人物への嫌がらせや犯罪行為にまで発展しており、非常に深刻な状況となっています。

ゲーム文化 カルチャー
発売16年『Team Fortress 2』開発元にチートBotへの対処を請う署名活動がスタート―既に18万以上の賛同が集まる
  • 発売16年『Team Fortress 2』開発元にチートBotへの対処を請う署名活動がスタート―既に18万以上の賛同が集まる
  • 発売16年『Team Fortress 2』開発元にチートBotへの対処を請う署名活動がスタート―既に18万以上の賛同が集まる
  • 発売16年『Team Fortress 2』開発元にチートBotへの対処を請う署名活動がスタート―既に18万以上の賛同が集まる

発売から約16年が経過した現在もSteamで最もプレイされたゲームの上位に位置している『Team Fortress 2』ですが、開発元であるValveに対してチートBot問題への対処を請う署名活動がスタートしました。

ゲームを破壊するチートBot

『Team Fortress 2』のチートBotはゲームを荒らすことに特化した不正プログラムで、公式サーバーに大量出没してはスナイパークラスを使用して一瞬でヘッドショットを繰り出したり、ヘイト的なチャットを繰り返したり、チートBotに対する免疫サービスを宣伝したりして、通常のプレイができないよう妨害します。ユーザーが運営しているコミュニティサーバーは管理者の対策で比較的被害を抑えられるものの、Valveが運営している公式サーバーは野放し状態となっています。筆者も参加者全員がチートBotという状況に遭遇したことがあります。

影響はゲーム内に留まらず

その影響はゲーム内に留まらず、チートBotをホストする犯人グループはこの問題を取り上げて批判した配信者への嫌がらせ行為を展開。配信者の名前を騙ってヘイトスピーチを行ったり、個人情報を取得して拡散したり、AIで配信者の声を再現してボイスチャットで垂れ流したり、果てにはDDoS攻撃や配信者の名前での爆破予告など、一線を越えた犯罪行為にまで手を出しています。

チートBot問題を解説する動画

Valveはどう動く?

2022年にコミュニティが『Team Fortress 2』の環境改善を訴えた際Valveはそれを受け入れいくつかのアップデートを行ったものの、チートBotは消えることはなく被害が増大しています。それにも関わらず帽子などの課金アイテムを追加するValveに対してコミュニティの不満が募り、今回の署名活動が行われたのです。記事執筆時点では18万を超える賛同を集めており、これを受けてValveはどう動くかに注目が集まります。


《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 幻の発売中止ファミコンゲーム、書籍化計画が立ち上がる。プレイ動画も発掘―『少年魔術師インディ』令和にまさかの復活か

    幻の発売中止ファミコンゲーム、書籍化計画が立ち上がる。プレイ動画も発掘―『少年魔術師インディ』令和にまさかの復活か

  2. 『モンスターハンター』最もエッチなサイトに投稿された“モンスター”ランキングを有志が作成―マスコット猫と首位を争う迅竜

    『モンスターハンター』最もエッチなサイトに投稿された“モンスター”ランキングを有志が作成―マスコット猫と首位を争う迅竜

  3. ゲーム内チート、画面分割対戦、ステルス要素…「最近のゲームではあまり見かけなくなった要素といえば?」

    ゲーム内チート、画面分割対戦、ステルス要素…「最近のゲームではあまり見かけなくなった要素といえば?」

  4. 海外「ゲーマーグランマ」78歳でこの世去る…ユーモア溢れる映像で240万人以上のTikTokユーザーの心つかむ

  5. クリスマスに“スカイリムグランマ”が『The Elder Scrolls』シリーズ公式Xに登場。ホリデーシーズンのご挨拶

  6. 任天堂作品取り扱い復活、スーパープレイイベント「RTA in Japan Winter 2025」本日12月25日15時より開幕!

  7. 新エンドコンテンツ実装の『モンハンワイルズ』無料アプデ第4弾、否寄りレビュー続くもプレイヤー同接数は安定

  8. 『ポケモン赤緑』風ドット絵&システムなGBカメラ撮影実写映像が特徴のホラゲー『Encryptid』―ゲームボーイ実機でも動作予定

  9. “この世界にはそのうち帰ってくるよ”ストリーマー「関優太」が契約終了に伴い、12月31日をもって「ZETA DIVISION」退団へ

  10. 攻撃ではない、挑発だ―『ホロウナイト: シルクソング』特殊アクションだけで攻略する猛者現る!2時間に及ぶ死闘が繰り広げられた模様

アクセスランキングをもっと見る

page top