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発売から約16年が経過した現在もSteamで最もプレイされたゲームの上位に位置している『Team Fortress 2』ですが、開発元であるValveに対してチートBot問題への対処を請う署名活動がスタートしました。
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ゲームを破壊するチートBot
『Team Fortress 2』のチートBotはゲームを荒らすことに特化した不正プログラムで、公式サーバーに大量出没してはスナイパークラスを使用して一瞬でヘッドショットを繰り出したり、ヘイト的なチャットを繰り返したり、チートBotに対する免疫サービスを宣伝したりして、通常のプレイができないよう妨害します。ユーザーが運営しているコミュニティサーバーは管理者の対策で比較的被害を抑えられるものの、Valveが運営している公式サーバーは野放し状態となっています。筆者も参加者全員がチートBotという状況に遭遇したことがあります。
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影響はゲーム内に留まらず
その影響はゲーム内に留まらず、チートBotをホストする犯人グループはこの問題を取り上げて批判した配信者への嫌がらせ行為を展開。配信者の名前を騙ってヘイトスピーチを行ったり、個人情報を取得して拡散したり、AIで配信者の声を再現してボイスチャットで垂れ流したり、果てにはDDoS攻撃や配信者の名前での爆破予告など、一線を越えた犯罪行為にまで手を出しています。
Valveはどう動く?
2022年にコミュニティが『Team Fortress 2』の環境改善を訴えた際Valveはそれを受け入れいくつかのアップデートを行ったものの、チートBotは消えることはなく被害が増大しています。それにも関わらず帽子などの課金アイテムを追加するValveに対してコミュニティの不満が募り、今回の署名活動が行われたのです。記事執筆時点では18万を超える賛同を集めており、これを受けてValveはどう動くかに注目が集まります。