トランプ氏銃撃事件の犯人を騙る「フェイクのSteamアカウント」に翻弄される海外メディア―意味深な書き込みは不謹慎なイタズラか | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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トランプ氏銃撃事件の犯人を騙る「フェイクのSteamアカウント」に翻弄される海外メディア―意味深な書き込みは不謹慎なイタズラか

当該アカウントの更新日時が、事件後の日付である点なども指摘されています。

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Jose A. Bernat Bacete/Moment/ゲッティイメージズ
  • Jose A. Bernat Bacete/Moment/ゲッティイメージズ

FBI(米連邦捜査局)は、トランプ前大統領銃撃事件の実行犯であるトーマス・マシュー・クルックス氏名義のSteamアカウントがフェイクであるとの見解を示しました。このアカウントは、事件を示唆する意味深な書き込みを行っていたことで知られていました。

事件を示唆する意味深なアカウント―「13日は僕の初演だ」

次期大統領選挙に向けた活動がアメリカの各地で行われているなか、7月13日の選挙集会にてドナルド・トランプ氏が演説中に発砲されるという事件が起きました。この事件によってトランプ氏は右耳を負傷したほか、観衆からは死傷者も。実行犯のクルックス氏はその場で射殺されています。

携帯電話の解析やこれまでの捜査で浮かび上がってきたクルックス氏の人物像は、「プログラミングやゲームに関心がある、ごく普通の若者」であるということ。犯行に及ぶほどの過激な思想や動機は見つかっておらず、現在も捜査が進められています。

そんななか、クルックス氏と同名で、彼の写真を使用したSteamアカウントが意味深な書き込みを行っているとして話題になり、複数の海外メディアで広く取り上げられました。

このアカウントは、「13日は僕の初演だ。どうなるか見てて。(“July 13 will be my premiere, watch as it unfolds.”)」と、事件を示唆するような内容の投稿を行っていたことが報じられています。

意味深な投稿は不謹慎なフェイク―更新日時などが指摘

クルックス氏のニュースが報じられるなかCNNは情報を更新し、「捜査当局はこのSteamアカウントがフェイクであると判断した」ことを発表しました。当局は当初このアカウントが本人のものだと考えていたものの、後に評価を修正。現在捜査は初期の段階であり、犯行の動機については未だ不明で捜査中であることを強調しています。

さらに、ジャーナリストのアリック・トーラー氏は自身のXにて件の書き込みを行っていたアカウントについて言及。アカウントの更新履歴が記録されたスクリーンショットを投稿しており、プロフィールの更新日時が銃撃事件よりも後であることを指摘しています。

《kurokami》

チャーシュー麺しか勝たん kurokami

1999年生まれ。小さい頃からゲームに触れ、初めてガチ泣きした作品はN64の『ピカチュウげんきでちゅう』です。紅蓮の頃から『FF14』にどハマりしており、Game*Spark上ではのFF14関連の記事を主に執筆しています。

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