2024年8月26日にXユーザーのDreamboum氏がポストした、以下のような内容が海外ゲーマーの間で反響を呼んでいます。
2010年代、ゲームがリメイクされるたびに、まさにこのような「新しい」キャラクターの立ち絵が作られ、私は気が狂いそうになった時期がありました。
「リメイク」されるアートワークたち。海外ゲーマーの間でも賛否が分かれる
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Dreamboum氏がポストしたゲームは日本のゲームメーカー・エクスペリエンスが発売した『剣の街の異邦人(Stranger of Sword City)』です。同作のXbox360およびPC版、そしてリメイクにあたる『新釈・剣の街の異邦人』では登場するNPCの立ち絵に王道ファンタジー風のイラスト(該当ポストの左側)が使われていましたが、Xbox One版のみアニメ調のイラスト(該当ポストの右側)が使われています。なお、同社の同ジャンルのタイトルでは『デモンゲイズ』のように元々カジュアル目のアニメ調のイラストでも人気の作品があることには注意してください。
今回のDreamboum氏のように「リメイクでアニメ絵化されることにガッカリ」した海外ゲーマーはかなり多かったようで、3DSでリメイクされた『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』でキャラクターの立ち絵が全般的にアニメ調になったことについて、有料DLCで旧作ポートレートが配信されたことも含め「私の敵だ」と言い切るほど違和感を持ったとする人物も。
アニメ調からアニメ調のケースでは、『ラングリッサー』のオリジナル版・モバイル版・リメイク版の比較画像を挙げた人物も。『ラングリッサー』シリーズはうるし原智志氏によるオリジナルのイラストが印象的だっただけに、そこからの変更はなかなか受け入れづらいものだったのかもしれません。
また、『かまいたちの夜』とそのリメイク版である『かまいたちの夜 輪廻彩声』を「最悪のノベルゲームリメイク」だったと挙げた人物もいました。オリジナルではリアル調の青半透明の人物シルエットが印象的だっただけに、そのイメージを完全になくしてしまったリメイク版が耐えられなかったのかもしれません。
こうしたリメイクで絵柄が変わってしまう点においては、「権利的な問題で変えざるを得なかったのだろう」「私はどちらも特長があって好きだ」という冷静な声から、「日本=アニメ絵はありきたりだ」「安易なアニメ絵にはパンチしたくなる」「日本の開発者はまるで過去のアートにはまったく価値がなかったかのように、最新のアートトレンドを追うことが多い」といった、厳しい意見も見られます。
ただし、今回の例はネガティブな意見に対しネガティブな同意が集まっている状況であり、同じタイトルであっても逆に受けいれたケースも少なくはないでしょうし、アニメ調のアートの是非という側面も一部含まれてしまっているでしょう。
こうしたリメイクでアートスタイルが変わってしまう点について、読者の皆様はどう思われますか?是非ともコメント欄でお伝えください。