海外レビューひとまとめ『REYNATIS／レナティス』―意欲的すぎるあまり理論上のアイデアと実際の制作過程に大きな隔たりが生じた実例だ

本作『REYNATIS／レナティス』は、海外で2024年9月28日に発売されたアクションRPGです（国内PS5/PS4/ニンテンドースイッチ版は2024年7月25日発売）。プレイヤーは魔法が存在する現代の東京・渋谷を舞台に立場の異なる2人の主人公を操作し、自分の理想のために戦います。実際の渋谷の街をリアルに再現したと謳っています。

・GameGrin:　85/100（PC）

『REYNATIS／レナティス』は渋谷のスラム街を舞台にした優れた魔法アドベンチャーだ。シンプルでありながら素晴らしいゲームメカニズムを駆使した本作は、間違いなく時間を費やす価値がある。しかし、ゲームデザインは二流なので覚悟して欲しい。

・Pocket Tactics:　70/100（ニンテンドースイッチ）

『REYNATIS／レナティス』は大きな可能性を秘めている。渋谷の見事な描写、興味深いストーリー、素晴らしいサウンドトラックのおかげで、多少の欠点には目をつぶることができる。残念ながら、PS3的なキャラクターモデル、貧弱なフレームレート、直感的でない戦闘のせいで、いくつかの名作には及ばない。

・TheSixthAxis:　60/100（PS5）

『REYNATIS／レナティス』は良くも悪くもPS2のアドベンチャーRPG黄金時代を思い起こさせる愛情のこもったゲームだ。面白いアイデアが満載だが、実行に一貫性が欠けている。それを無視できるなら、力強いキャラクター描写、生き生きとした渋谷の街、苦悩に満ちたJRPGの雰囲気といった本作の魅力が本当に心に響くと思う。

・ZTGD:　60/100（PC）

興味深い前提条件としっかりした戦闘エンジンを持つ『REYNATIS／レナティス』は、良いゲームとしての基礎を備えている。しかし、ゲームデザイン上の無数の疑問、醜いビジュアル、面白味のないストーリーのせいで、最も熱心なアクションRPGファン以外には売り込みにくいものとなっている。

・Push Square:　50/100（PS5）

ストーリーや世界観が『REYNATIS／レナティス』の一番面白いところなのは間違いないが、それ以外はすべて非常に中途半端で繰り返しに感じられるのは残念だ。退屈な戦闘のせいでなるべく早く冒険を終わらせたい時に、キャラクターに感情移入するのは難しい。

・Tech-Gaming:　48/100（PC）

フリューとナツメアタリの合作である『REYNATIS／レナティス』には興味深いアイデアが詰め込まれている。しかし、まるで食材の数を控えることが我慢できなかった料理人のように、結果はゴチャゴチャだ。抑圧された魔法使いを主人公にしたアクションRPGには可能性があるが、『REYNATIS／レナティス』は統一感のないメカニズムの層でその意欲に水をさしている。

・SpazioGames:　48/100（PS5）

私たちが『REYNATIS／レナティス』をプレイしたのだから、あなたはプレイしなくても良い。時として、意欲的すぎるあまり理論上のアイデアと実際の制作過程との間に大きな隔たりが生じることがあるが、これはまさにその実例だ。複雑なストーリー、多くの技術的問題、退屈で繰り返しの多いゲームプレイのせいで、素晴らしいサウンドトラックが正しく評価されていない。

・TheGamer:　20/100（PS5）

PC（Steam）/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ向けに海外で2024年9月28日に発売された『REYNATIS／レナティス』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました（国内PS5/PS4/ニンテンドースイッチ版は2024年7月25日発売）。メタスコアは記事執筆時点でPC版が62点（総レビュー数6件）、PS5版が57点（総レビュー数16件）、ニンテンドースイッチ版が63点（総レビュー数9件）でした（PS4版は規定レビュー数を満たさず判定不可）。

総じて、コンセプトが高く評価されています。一方、メカニズム、ストーリー、ビジュアル、戦闘では評価が分かれているようです。

『REYNATIS／レナティス』は、PC（Steam）/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。