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壁ひっぺがえすわ弾幕張るわやりたい放題の破壊STG『ダンジョン崩し』をサクッと濃密プレイレポ

サクッと楽しめつつ、濃度高めのゲーム体験が病みつきになります。

連載・特集 プレイレポート
壁ひっぺがえすわ弾幕張るわやりたい放題の破壊STG『ダンジョン崩し』をサクッと濃密プレイレポ
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今回はゲームクリエイターである吉田浩太郎氏が開発し、2025年01月03日にSteamにてWindows PC向けにリリースしたアクションSTG『ダンジョン崩し』をご紹介。

『ダンジョン崩し』とは?

本作は、「サクッと遊べる!」をモットーに掲げたダンジョン破壊シューティングゲーム。数々の悪いダンジョンを葬り去ってきた「ダンジョン崩し」と呼び声高い主人公を操作して、今日も今日とて魔窟へと足を踏み入れ、破壊の限りを尽くしてまいります。

ステージはボス部屋含めて全部で6つで、各ステージのマップ構造および能力アップのアイテム配置は固定されています。制限時間が設けられているおかげで、ダラダラさせず引き締まったゲーム体験にしてくれるところがグッドポイント。

また敵にやられてしまっても、残機制でリトライ可能。直前までの各能力値と資金を次に持ち越せるため(正確には異なるので後述)、「強くてニューゲーム」という状態でスタートを切れます。そういう意味において、周回によって自然と攻略法が見えてくるデザインと、破壊のカタルシス(?)がちょうど良い塩梅であります。

ただ、この周回を前提としたレベルデザインは一長一短な部分だったりもします。

例えば残機へうまくパスを繋ぐ攻略法がハマった時の「弾をばらまいてお祭り騒ぎな楽しさと爽快感」はとんでもねえもんがありましたが、プレイ開始直後の「立ち上がりの遅さ」による焦れってえゲームの進み方はなかなかのフラストレーションと申し上げましょうか。

ここらへん、さらに何段階かの難易度設定を用意するなどして、序盤からそこそこの勢いを得られるようにできたらマンモスうれぴーなと思います(古代語)。ともあれ全体的なプレイフィールとしては、「サクッと遊べる!」という触れ込みに偽りなし、それでいて「みっちり短時間を遊ぶ」アーケードゲームのような体験が非常に好感触でした。

あ、ちなみに本稿の性質上、クリア後のコンテンツについてまで触れる必要があるため、事前情報無しでプレイされたい読者の皆様におかれましてはご注意を。前置きが長くなりましたが早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語について

本作の基本操作はキーボード&マウス、およびコントローラによって行います。ご覧ください、このシンプルを極めた設定画面を。どちらを選んでも問題なく遊べたので、キーマウかパッドかはお好みで。なお言語はもちろん日本語にバッチリ対応です。

本編開始

さあ始まりました『ダンジョン崩し』。まずはタイトル画面から「あそびかた」を選んでチュートリアルステージを進みます。

本作のゲーム進行自体は至ってシンプル。「一定時間ごとに攻撃を繰り返す自機を操作」して、「制限時間内に階段を発見」することで次のステージへ進み、最奥に待ち構えるボスを張り倒すのが最終目標です。

ダンジョン内はモンスター以外に、ほぼ破壊可能な壁で構成されており、自機の攻撃を当てることで壊しながら階段までの道を開拓していきます。壁を破壊すると、アイテムや仲間キャラ購入に使用するゴールドを入手できます。

また、そうした破壊活動は次ステージへ進む際に、「ダンジョン破壊率」として制限時間延長のボーナスに交換されます。自機をパワーアップする以外にも、壁はなるべく多くを破壊してステージクリアを目指すと良いでしょう。

画像は地下三階で息を引き取る筆者の様子。デパ地下のお惣菜売場を切り抜けた先の地下鉄乗り換えで力尽きた感じでしょうか。新宿かここは。渋谷になったらもうだめだなんもわかんねえ(錯乱)

正気に戻りまして、制限時間と破壊率……これは本作における「リスクとリターン」巧みに担う存在であります。

例えば、欲をかいて破壊行為に夢中になれば、制限時間からの強敵続出というお仕置きタイム突入で大量のゴールドを抱えたまま昇天(?)コース。

かといって時間を気にして破壊最小の最短ルートで次へ進んでも、ゴールドがたまらず能力値が先細りタコ殴りからのやっぱり昇天コース。実を取るにも上手にバランスを取ると良いでしょう。んが、プレイ序盤だと、自機の各能力がまだ育っておらず、また資金も心許ないため、なかなか思うように進めません。ちくしょうまるで人生みてえだ。

先行逃げ切りが人生における必勝法……かどうかはわかりませんが、本作においては、とにかく序盤にどれだけ資金を持てるのかが攻略の鍵になります。そしてそこを突き詰めていくと結果的に推奨されるのが本作攻略法その一こと「周回前提稼ぎ」。もしかしたらその二もその三もあるかもしれませんが、実際に筆者があれこれ試したところ一番しっくり来ました。

まずは火力と攻撃回数(量)を高める方向でアイテムを回収するのを狙います。これにより壁の破壊スピードが上がるので効率重視。入手するごとにどんどん画面内の情報密度がムチムチしていきます。

次に仲間キャラをどんどん手に入れて、攻撃に厚みをもたせます。仲間は特殊な範囲攻撃だったり一点突破だったりと、なかなか強力な火力を持っているので、彼らをどれだけ多く従えるのかも重要。

ただしそれでもやっぱり1周目、特に最初のステージでは、制限時間内に上記を狙うことはなかなか難しい。アイテム、キャラ回収のタイミングを間違えば、地下一階お惣菜売場で息を引き取ることにもなりますし。

そんな試行錯誤の中で筆者が気づいたのは「ゲームオーバーになっても、ニューゲーム時にゴールドが引き継がれる」という点。これは結構大きなアドバンテージでして……それまでワンゲームの中で行われていた「残機3つのうち最初の2人を犠牲にして元手を膨らまし、ラストランで一気にゴールドを使い切ってバフをかけまくる」という戦法が、ゲームオーバー後などのニューゲームにも引き継げるのです。

ちなみにボスを張り倒してゲームクリアすると、新しく「無限ダンジョン」がアンロックされ、タイトル画面から選択できるようになります。これまでの「閉ざされたダンジョン」より少しだけ渋い難易度(?)設定になっていますね。

また実績リストを見る限り、本作のエンドコンテンツとしての立ち位置のようで、心ゆくまでここで戦い続けると良いという『煉獄』(他社のゲーム)みてえな心意気を感じます。


とにもかくにも、能力値が育ち、仲間キャラも揃い出すとたちまち攻略がトップスピードに乗っかるので実に爽快なプレイフィールの本作。正月明けに残るちょっとした気だるさを、本作で吹き飛ばしてみるのもどーでしょうか?

  • タイトル:『ダンジョン崩し』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC

  • 発売日:2025年01月03日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:無し

  • 価格:350円(2024年01月10日まで210円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

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《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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