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海外メディアBloombergは、ユービーアイソフト(以下ユービーアイ)の創業者であるとギユモ家とテンセント・ホールディングス(以下テンセント)が、ユービーアイソフトの一部資産を移管した新事業(new venture)の立ち上げを検討していると報じています。
2024年10月にはユービーアイソフト買収検討の報道が
ユービーアイとテンセントを巡っては、2024年10月にテンセントとギユモ家がユービーアイの買収を検討しているとの海外報道が。これを受けてユービーアイは買収を含むあらゆる選択肢を常に検討しているとの声明を公開していました。
ユービーアイソフトの一部資産を移管した新事業の立ち上げを検討
今回新たにBloombergが関係者から得たという情報によると、テンセントとギユモ家は新事業に移管するユービーアイの資産の選定とその評価額の検討を行っているとのこと。取引が成立した場合、テンセントはユービーアイソフトの知的財産の一部をより強く制御することが可能になり、中国国外のゲーム事業における影響力を強める可能性があるとしています。
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Bloombergの報道によると、これらの内容は検討中であり最終的な決定には至っていないとのこと。また、テンセントの担当者からはコメントを得られず、ユービーアイの担当者からはアドバイザーによる検討のプロセスが完了するまで話せることはないとの返答を得たとしています。
様々な形で注目集めるテンセントとユービーアイソフト
なお、2025年1月10日にはユービーアイソフトがシリーズ最新作『アサシン クリード シャドウズ』の発売日を2025年3月20日へと延期すると発表。また、テンセントはそれに前後して米国防総省により中国軍関連企業リストに指定されるという事態にも見舞われていました。
様々な形でゲーマーたちの注目を集めるテンセントとユービーアイソフト。両社およびギユモ家を巡る動きはどのような形で決着するのか、注目が集まります。